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モトローラのミドルスマホ「moto g10」と「moto g30」を比較レビュー

モトローラが3月26日に発売する「moto g10」と「moto g30」。ミドルレンジであるmoto gファミリーの新端末となりますが、この2機種は外観が瓜二つです。しかし、SoCとカメラは異なっており、moto g10がメインカメラ4800万画素の4眼でSoCはSnapdragon 460(1.8GHzオクタコア)。一方のmoto g30はメインカメラが6400万画素の4眼でSoCはSnapdragon 662(2.0GHzオクタコア)となっています。

ただ、細かく見ていくと、これ以外にもいくつかの違いがありました。そこでこの記事では、2機種を比較しつつ、何が違うのかを簡単に紹介したいと思います。

モトローラ、新ミドルスマホ「moto g10」「moto g30」を3月26日に発売

見た目はほぼ同じg10とg30

まず外観ですが、サイズを含めてほぼ同じです。ディスプレイは6.5インチ 1600x720のIPS液晶で、フロントカメラは水滴型のノッチです。外形寸法も165.22 x 75.73mmで同じです。厚みこそmoto g10の9.19mm(最薄部)に対してmoto g30が9.14mm(最薄部)となっていますが、2台を見比べてみても、この0.05mmの違いを実感できる人はそう多くはないでしょう。

ただ背面デザインは異なっており、moto g10のほうが波打ったような意匠が施されています。こうした凝ったデザインは、上位モデルに採用されることが多そうですが、より安価なmoto g10だけというのが面白いところです。

なお、デザインは単に「そう見える」というだけではなく、実際に凹凸もあります。実はmoto g10が0.05mm厚いのは、これのためなのでは……という気もしています。

外観上、異なる部分はもう1つあります。それが上部のマイクで、moto g30には3.5mmジャックの横にマイク穴がありますが、moto g10にはありません。

それ以外は、外観上の特徴は共通です。右側面に上からGogoleアシスタントキー、ボリューム、電源。左側面にはSIMスロット。底面にはマイク、USB Type-C、スピーカーがあります。

moto g10、g30ともにDSDV対応ですが、SIMスロットは片側がmicroSDカードとの排他利用です。

2機種のディスプレイは、スペック表上はどちらも6.5インチ 1600x720のIPS液晶で同じように見えるのですが、実は若干異なっています。

まず色味ですが、並べないとわからない微妙な差異ではあるものの、moto g30のほうが若干明るく見えます。

また、moto g30のみ90Hz駆動に対応。設定メニューでもmoto g30のみリフレッシュレートの項目が表示されます。実際にChromeなどでウェブサイトを表示してスクロールさせてみると、moto g30のほうが滑らかです。

数値ほどの違いを感じないカメラ性能

カメラ性能は、moto g10は4800万画素(標準) + 800万画素(広角) + 200万画素(マクロ) + 200万画素(深度センサー)の4眼構成。moto g30は標準カメラが6400万画素で、残りの3つはmoto g10と同じ4眼構成です。

仕様上、このカメラがもっとも違いが現れている部分ですが、何枚か撮影した範囲では、ほとんど差を感じませんでした。モバイルのカメラ性能そのものが底上げされた結果、もはやミドルクラスでは差別化が難しくなっているとも言えそうです。



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