リーカーのマクガイア・ウッド氏が、iPhone13シリーズにラインナップされると噂のポートレスモデル(Lightning端子を含む外部端子なしモデル、以下、ポートレスiPhone13)の、他モデルとは異なる復元(リカバリー)方法はどのようなものになるのかを説明しています。
3つのワイヤレスリカバリー方法を検討中?
ウッド氏によれば、ポートレスiPhone13のリカバリーについてAppleの開発チームは、3つの方法を検討しているとのことです。
1.手動インターネットリカバリー
ウッド氏は、「手動インターネットリカバリー」と呼ばれる方法になる可能性が最も高いと伝えています。
同氏は、手動インターネットリカバリーの流れを下記のように説明しています。
ユーザーが手動で、ポートレスiPhone13をリカバリーモードにする
インターネットリカバリーが起動
iTunes/Finderの自動検索で、リカバリーモードのポートレスiPhone13が認識される
iTunes/FinderにポートレスiPhone13が追加、復元、更新手順を案内する画面が表示される
2.自動インターネットリカバリー
手動インターネットリカバリーの次に検討されているのは、リカバリーモードになっているポートレスiPhone13が、自動的に認識される「自動インターネットリカバリー」のようです。
同期した実績のある、リカバリーが必要なポートレスiPhone13が通信圏内に入ると、自動的に認識される
インターネットリカバリーが起動
iTunes/Finderの自動検索で、リカバリーモードのポートレスiPhone13が認識される
iTunes/FinderにポートレスiPhone13が追加、復元、更新手順を案内する画面が表示される
3.Bluetooth通信によるリカバリー
3つのリカバリー方法が検討されている中で、最も提供される可能性が低いのが、Bluetooth通信によるリカバリーだと、ウッド氏は説明しています。
その理由として同氏は、Bluetoothではセキュリティが低く、通信速度が遅いからだと記しています。
同期した実績のある、リカバリーが必要なポートレスiPhone13がBluetoothの認識範囲に入ると、自動的に認識される
インターネットリカバリーが起動
iTunes/Finderの自動検索で、リカバリーモードのポートレスiPhone13が認識される
iTunes/FinderにポートレスiPhone13が追加、復元、更新手順を案内する画面が表示される
復元完了までの時間が約2.5倍に伸びる
上記3つのリカバリー方法のうち優先順位が最も高いのが「手動インターネットリカバリー」、次が「自動インターネットリカバリー」で、これらを実現すべくAppleは開発を行っていると、ウッド氏は記しています。
現時点で、どちらの方法でも、有線接続によるリカバリーと比較し復元が完了するまでの時間が、約2.5倍に伸びているようです。
有線接続用隠しポート搭載を検討中?
ウッド氏が入手した情報では、ポートレスiPhone13にApple Watchのバンド取付部にあるような有線接続用隠しポートを搭載し、このポートを通じてiBus(Intelligent Input Bus)による通信を可能にすることが検討されているようです。
隠しポートはSIMカードスロットの背面側にあり、特殊なSIMカードトレイ一体型ケーブルを使用することで有線接続が可能になるよう計画されているようですが、実装するのが難しく、搭載されないとウッド氏は予想しています。