好調が伝えられるAppleのiPhoneですが、アナリストが2021年の出荷台数見積もりを下方修正しました。しかしながら、修正量はわずかで、依然として強い需要を保っています。
約2億3,600万台から約2億3,000万台に修正
JPモルガンのアナリストであるサミック・チャタジー氏は2021年のiPhoneの出荷台数見積もりを約2億3,600万台から約2億3,000万台に下方修正しました。
この理由として、iPhone12 miniの需要が低迷していることと、iPhone12 Proの出荷台数が大幅に削減されたことが挙げられています。中国の個人消費の低迷や、iPhone12シリーズのアーリーアダプタ需要が落ち着いたことがこの背景とのことです。
しかしながら、修正後の数字であっても2020年の出荷台数から13%増の数量に相当します。
また、チャタジー氏は2021年の第2四半期にAppleがiPhone12 miniの生産を終了すると予想しています。
2021年下半期の数量予測は変更せず
一方、iPhoneの2021年下半期(7月~12月)の数量予測を変更する理由は現時点ではないとのことです。
また、サプライチェーンは2021年上半期(1月~6月)の8,000万台~9,000万台の予想を継続しているともされています。
Appleは2020年第4四半期に市場シェアでSamsungを上回って世界一となるなど、好調が伝えられています。