携帯大手3大キャリアの料金値下げや、新プラン提示が相次ぐ中、先日楽天モバイルが料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」の変更を発表した。変更後のプランは、通信量が1GB未満なら0円という究極の安値を実現したとして話題になった。
そんな中、日本トレンドリサーチは事前調査で「スマートフォン(携帯)料金を支払っている」と回答した全国の男女各500名、計1,000名を対象に、「スマートフォン・携帯」についてアンケートを実施した。
30.4%が利用中のスマートフォンの料金プラン・キャリアから「乗り換えたい」
まず初めに、現在、利用しているスマートフォン(携帯)キャリアを聞いた。「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」と、「その他」の全5つの選択肢の中から利用中のキャリアを選んでもらった
。複数のキャリアを併用している人は、利用しているものをすべて選んでもらった。結果はこのようになった。
利用しているキャリアとして、最も多かったのは「NTTドコモ」で33.6%、ついで、「その他」で24.8%、「au」で21.2%。「その他」と回答した方に利用中のキャリア・MVNOを聞いたところ「UQモバイル」「ワイモバイル」「LINEモバイル」「イオンモバイル」「マイネオ」「ニフモ」といった回答があった。大手キャリアのいずれかと、「その他」のMVNOを併用しているという人も。
続いて、現在支払っているスマートフォン(携帯)の平均の月額料金を聞いた。スマートフォン・携帯を、複数台利用している人には、1台あたりの支払額が最も高いものの、平均の月額料金を選んでもらった。
月額料金として「2001円~4000円」払っている人が26.0%で最も多い結果となった。
乗り換えを考えている人の中には「とにかく安くしたい」との声も
最後に、現在利用しているスマートフォン(携帯)の料金プラン・キャリアから乗り換えたいと思うか聞いた。
最も多かったのは、37.6%の「乗り換えたいと思わない」だったが、「乗り換えたいと思う」という方も30.4%と少なからずいた。
現在、支払っている月額料金別でみると料金プラン・キャリアを「乗り換えたいと思う人」「乗り換えたいと思わない人」の割合に違いはあるのか。質問2の回答別に集計した結果、以下のようになった。「乗り換えたいと思う」と回答した方の割合が最も多かったのは、月額料金支払額が「8001円~10000円」で47.8%、次いで「10001円~」で42.5%。
今回の調査では、3割が、利用中の料金プランの変更や他キャリアへの乗り換えを考えていることがわかった。プラン変更や乗り換えを考えている方の中の多は、今より低料金のプランへ変更したいと回答している。
今のところはキャリア・MVNOの変更を考えていない人、検討中の人の中では、「不安」「どこの会社がお得かよくわからない」など、各社が提供するプランの種類の多さや複雑さに、戸惑いの声も挙がった。
新しいプランが次々登場し、よりお得に利用できる可能性が広がる一方で、利用目的に合った最適なプランを選ぶことが難しくなっていると言えるのかもしれない。