Huawei(ファーウェイ)のスマホは米国からの制裁の影響で販売台数が激減し、事業売却の噂も流れています。そんな厳しい状況ではありますが、次世代折りたたみスマホ「Mate X2」はもうすぐ発売に漕ぎつけられそうです。
Huawei公式Weiboアカウントが、Mate X2を2月22日発売するというティザー画像をポストしました。2019年の初代Mate X、2020年のMate Xsの後継となる待望のフラッグシップです。今までとの大きな違いは、画像からは多分…ってくらいにしかわからないんですが、Mate X2はディスプレイが内側に曲がるらしいことです。これまでHuaweiの折りたたみスマホは、内側にたたむSamsung(サムスン)のGalaxy FoldとかGalaxy Z Fold2と対照的に、ディスプレイが外側に曲がるタイプでした。
SamsungとHuaweiがそれぞれ最初の折りたたみスマホをローンチしたときは、折りたたむ向きは内と外どっちがいいのか、議論百出しました。
Galaxy Foldみたいに内側にたたむタイプだと、曲がる繊細なスクリーンを他のものとの接触から保護できて、耐久性が高そうに見えます(ただし折りたたみスマホが傷つく原因は、他のものとの接触とは限らないんですが)。それに対し欠点は、曲がるスクリーンは閉じているときに見えないので、外側にも別途ディスプレイを追加することになり、結果として本体が分厚くなることです。
一方外向きにたたむタイプは、折り目の角度が内向きタイプに比べてゆるやかなので、跡がつきにくいのがメリットです。Mate Xのスクリーンは閉じたときに本体をほぼ覆うようになるので、追加のディスプレイも必要なく、カメラモジュールも余分に載せなくてOKです。つまりMate XはGalaxy Foldみたいに冗長なコンポーネントが入ってないので、全体的にすっきり薄くできています。ただ一番のキモであるフレキシブルなスクリーンがむき出しなので、傷つきそうな感じが心配でした。
Mate X2のスペックは、噂ではメインの8インチ折りたたみスクリーン、プラス6.45インチセカンダリスクリーン搭載とされています。なのでHuaweiとしてはSamsungのデザインを見た上で、内向きタイプを試してみようとなったんでしょうね。