マイクロソフトは2月1日(現地時間)、業界標準を満たす必要のある産業環境をサポートするために設計・開発・テストされたというMixed Realityデバイス「HoloLens 2 Industrial Edition」を発表した。
同社によれば、HoloLens 2の発売以降、さまざまなユーザーから厳しい要件を持つ環境や業界基準を満たす必要のある環境においてHoloLens 2を活用したいという要望があったとのこと。たとえば、半導体や製薬業界では高度に制御されたクリーンルーム環境で操作できる粒子放出基準(Particle emissions standards)を満たすデバイスを、エネルギー業界においては潜在的な危険性のある環境において安全に機能するデバイスを必要としているという。
HoloLens 2 Industrial Editionでは、空間やプロトコル、作業のワークフローを変更することなく、制限された環境でHoloLens 2を使用できるという。また、Microsoft Azureを活用したMixed Realityアプリケーションを利用すれば、3Dガイドや新入社員のトレーニングとオンボードといった機能を提供するとのこと。
HoloLens 2 Industrial Editionは、以下の業界標準の認証を取得している。くわえて、2年間のハードウェア保障とラピッド リプレースメントプログラムも付帯する。
日本では2月2日から、HoloLens 2 Industrial Editionのプレオーダーを開始している。価格は59万7080円。プレオーダーの受付は、マイクロソフトストア法人窓口および認定リセラー3社(日本ビジネスシステムズ、大塚商会、SB C&S)にて。
販売モデルの比較は以下のとおり。