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Windows 10のConexant ISSTオーディオドライバ問題、回避策公開

Microsoftは1月22日(米国時間)、Windows 10, version 20H2およびWindows Server, version 20H2の既知の問題について説明するWebページ「Windows 10, version 20H2 and Windows Server, version 20H2|Microsoft Docs」をアップデートし、オーディオドライバを巡って発生していた問題の説明をより詳しく変更するとともに、問題を回避する方法の説明を追加した。

Microsoft、Windows 10向けの累積更新プログラム「KB4598298」を公開

問題が発生するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

Windows 10, version 20H2
Windows 10, version 2004
Windows Server, version 20H2
Windows Server, version 2004

以前は、「ConexantまたはSynapticsのオーディオデバイス向けドライバの特定のバージョンとWindows 10の間に非互換性の問題がある」、という説明が行われていたが、今回のアップデートで問題の存在する対象が「Conexant ISSTオーディオドライバの特定のバージョン」と、より特定された表現に変更された。このドライバは次の条件にあてはまっているかで判断できるとされている。

デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の下に「Conexant ISST Audio」または「Conexant HDAudio Driver」という名前が表示されている。
ファイル名がuci64a96.dllからuci64a231.dllまでに該当している。
ファイルバージョンが7.231.3.0またはこれよりも前のバージョン。

Microsoftはセーフガードを緩和するために、デバイスの製造元に取い合わせて更新済みのドライバが利用可能かどうかを確認するとともにインストールを行う必要がある場合があると説明している。更新済みドライバが提供されていない場合、アップデートを試みた時に以前のバージョンのWindows 10にロールバックするデバイスがあり、その場合は再度アップデートを試みる必要があるとも説明されている。

この問題の修正は現在も取り組まれており、今後のリリースのどこかの段階でアップデートの提供を行うとされている。具体的なタイムラインは示されていない。2021年1月14日(米国時間)の時点では、特定のデバイスにおいてWindows 10, version 2004またはWindows 10, version 20H2へのアップデートが可能になるようにセーフガードを調整しているという説明も行われている。なお、Microsoftは基本的に問題が解決するまで手動での更新は行わないことを推奨している。



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