Appleは1月21日(米国時間)、iOS 14.4とwatchOS 7.3からApple Watch Series 4、5、6で日本において心電図アプリケーションが利用可能になると正式に発表した。Apple Watchでの心電図アプリは2018年12月の時点で日本語化されていた。
Apple Watch Series 4以降の裏蓋にあるクリスタルとDigital Crownに組み込んだ電極で、心電図アプリケーションと連係してI誘導心電図に類似した心電図を記録する。ユーザーがDigital Crownに触れることで、心臓を通る電気信号が記録され、心拍リズムを心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能のいずれかに分類。その結果はPDFとして医師に共有できる。
このアプリは、心臓発作、血栓、脳卒中、高血圧、鬱血性心不全、高コレステロール、その他の不整脈を含む心臓関連の症状は検出しない。
また、Series 3以降のApple Watchで不規則な心拍リズムが検出可能になる。内蔵されている光学式心拍センサーを利用して心房細動(AFib)の兆候がないかをバックグラウンドでチェックし、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知する。
心電図アプリと不規則な心拍の通知機能は、それぞれ管理医療機器(家庭用心電計プログラム)および管理医療機器(家庭用心拍数モニタプログラム)として日本の厚生労働大臣から承認を取得している。