セブンアールジャパンが運営するパソコンショップ SEVENで販売されている「ZEFT G15ASZ」は、「Powered by ASUS」を取得するだけでなく、ROG STRIXシリーズにこだわったハイエンド向けゲーミングパソコンだ。その詳細は前回紹介したとおりだが、やはり気になるのはパどの程度パフォーマンスを発揮するのかという点だ。そこで、本稿ではゲームを始め、いくつかのテストを行い、ZEFT G15ASZのパフォーマンスに迫ってみたい。
Apex Legendsではほぼ300fpsに張り付く性能 4K解像度でもほとんどのゲームが快適にプレイ可能
では、早速、定番のベンチマークソフト「3DMark」(Version 2.16.7113)の結果から見ていこう。ZEFT G15ASZは、DirextX 11のテストであるFire Stikeにおいて、Fire Strike“無印”で3万を超えるスコアを発揮。3840×2160ドットでテストが行なわれるFire Strike Ultraでも、1万以上のスコアを叩き出している。
DirectX 12のテストとなるTime Spyでもその傾向は変わらず、Time Spy“無印”で1万6000台、Time Spy Extremeでも8000台と、良好な結果を残している。ビデオカードに「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-G」を採用しているため、3Dグラフィックス性能において高いパフォーマンスが期待できそうだ。
では、実際のゲームではどうなのか、「Apex Legends」でパフォーマンスを見てみよう。ここでは、オプションから描画負荷が最大となるように指定しゲームをプレイ。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得している。なお、ゲームの起動に際し。フレームレートの上限を省略するオプションを指定していることをここで断っておく。
その結果だが、ZEFT G15ASZは1920×1080ドットではほぼ300fpsに張り付いた状態となった。3840×2160ドットでも最小フレームレートは140fps台をキープしており、高リフレッシュレートのディスプレーと組み合わせることで、より有利に立ち回れることは間違いない。
さらに、「バイオハザード Re: 3」の結果を見てみよう。ここでは、オプションからテクスチャ品質:高(3GB)に指定してゲームをプレイし、その間のフレームレートをGPUOpenの「OCAT」(Version 1.6.1)で計測した。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートに代わり、データを並べた際の99%目にあたる99パーセンタイルフレームレートを利用している。
その結果だが、ZEFT G15ASZは1920×1080ドットで99パーセンタイルフレームレートを200fps以上を実現し、平均フレームレートが300fpsを超えている点は評価に値する。3840×2160ドットでも99パーセンタイルフレームレートは100fpsを上回っており、快適にプレイできることは誰の目にも明らかだ。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」では、最高品質に指定してベンチマークを実行したが、ZEFT G15ASZは1920×1080ドットで2万以上、3840×2160ドットでも1万4000台と高いスコアを堅持。テスト結果の詳細を見てみると、3840×2160ドットでは、平均フレームレートが97.9fps、最小フレームレートが41fpsと、後者はさすがに60fpsを割ってしまっているものの、MMORPGでこの結果は立派。
スクウェア・エニックスの指標でも、スコア7000以上が最高評価であることを踏まえても、ZEFT G15ASZでファイナルファンタジーXIVを4K解像度で快適に遊べることは間違いない。
では、ゲーム以外のパフォーマンスも見てみよう。まずは、「FFMpeg」を用いた動画ファイルのトランスコードに要する時間を測定してみた。なお、用意した動画ファイルは、ファイナルファンタジーXIVを実際にプレイした7分弱のもので、解像度は1920×1080ドット、フォーマットはMotionJPEGとなっている。