Lenovoは1月12日(米国東部時間)、ゲーミングブランド「Legion(レギオン)」の新型ノートPCを発表した。今回発表されたモデルはいずれもモバイル向けRyzen 5000プロセッサ(Hシリーズ)やモバイル向けGeForce RTX 30シリーズを搭載しており、米国では春から初夏にかけて順次販売を開始する予定だ。
Legion 7(6月発売予定)
Legion 7は16型のフラグシップモデルで、最上位構成のCPUは「Ryzen 9 5900H」、外部GPUは「GeForce RTX 3080」となる。米国では6月から販売を開始する予定で、最小構成の販売価格は1669.99ドル(約17万3000円)となる。
ディスプレイは「NVIDIA G-SYNC」対応の2560×1600ピクセル(アスペクト比16:10)のIPS液晶で、リフレッシュレートは最大165Hzとなっている。sRGBの色域を100%カバーし、Dolby Vision規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応する。Webカメラには電子式のプライバシーシャッターを備えている。
機械学習ベースのAI(人工知能)によるシステム最適化技術「Legion AI Engine」をシステムに組み込むことで、ゲームプレイ時のフレームレートを可能な限り向上しているという。この技術は16の人気タイトルで動作を確認できているという。
キーボードは1600万色以上で光るRGB LEDライトを備えており、Corsairのユーティリティーソフト「iCUE」で光り方をカスタマイズできる。タッチパッドの面積は前世代よりも23%広くなっている。
Legion Slim 7(5月発売予定)
Legion Slim 7は、15.6型の薄型モデルで、最上位構成のCPUはRyzen 9 5900H、外部GPUは「GeForce RTX 3060 with Max-Q Design」となる。米国では5月から販売を開始する予定で、販売価格は未定だ。
ディスプレイはDolby Vision対応のIPS液晶で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
フルHD(1920×1080ピクセル)、リフレッシュレート最大144Hz、Adobe RGB 100%カバー
4K(3840×2160ピクセル)、リフレッシュレート最大60Hz、sRGB 100%カバー
Webカメラは物理的なプライバシーシャッター付きとなる。キーボードはバックライト付きで、モデルによってホワイトLEDまたはRGB LED(iCUEによるカスタマイズ対応)を搭載する。Legion AI Engineにも対応している。
電源は原則として専用端子から取ることになるが、システム負荷の低いシーンではUSB Power Delivery(USB PD)対応の電源から供給を受けることも可能だ。
Legion 5 Pro(3月発売予定)
Legion 5 ProはLegion 7と同じの液晶ディスプレイを搭載する16型モデルで、最上位構成のCPUは「Ryzen 9 5800H」、外部GPUは「GeForce RTX 3070」を搭載する。米国では3月から販売を開始する予定で、最小構成の販売価格は999.99ドル(約10万3600円)となる。
キーボードは4ゾーンに分けて光るLEDバックライト付きだ。電源は原則として専用端子から取ることになるが、システム負荷の低いシーンではUSB Power Delivery(USB PD)対応の電源から供給を受けることも可能だ。Webカメラには電子式のプライバシーシャッターを備えている。
Legion 5(3月発売予定)
Legion 5は、15.6型または17型サイズで提供される。カラーはファントムブルーとスティングレイホワイトの2つを用意する。最上位構成のCPUはRyzen 9 5800H、外部GPUはGeForce RTX 3070を搭載する。米国では3月から販売を開始する予定で、最小構成の販売価格は769.99ドル(約7万9700円)となる。
15.6型モデルでは、最大リフレッシュレート165Hzの「AMD FreeSync」対応フルHD IPS液晶ディスプレイを搭載する。17型モデルでは、最大リフレッシュレート144HzのフルHD IPS液晶ディスプレイを搭載する。
キーボードは4ゾーンに分けて光るLEDバックライト付きだ。電源は原則として専用端子から取ることになるが、システム負荷の低いシーンではUSB Power Delivery(USB PD)対応の電源から供給を受けることも可能だ。Webカメラのプライバシーシャッターは、15.6型モデルは電子式、17型モデルは物理式となる。