iPad Proとマジックキーボードを組み合わせ、マジックキーボード経由で充電を行う場合、使用する電源アダプタにより充電速度が異なり、iPad Proを直接充電する場合に比べて充電速度が遅くなる場合があるようです。
29W電源アダプタでは、12Wでしか充電できない?
iDrop Newsによれば、iPad Proとマジックキーボードを組み合わせて充電する場合、「29W USB-C電源アダプタ」を使うと12W(5V ⎓ 2.4A)でしか充電されないため、iPad Proに同梱されている「18W USB-C電源アダプタ」や、iPad Air(第4世代)に同梱されている「20W USB-C電源アダプタ」に比べて充電速度が遅いようです。
TwitterユーザーのNick GO BILLS!!!氏(@thenickguy)が検証したところ、「87W USB-C電源アダプタ」を使用すると約21Wで充電できるようで、Appleが販売していた「29W USB-C電源アダプタ」 のパワールールの仕様が原因のようです。
Apple 87W charger to 11-inch Magic Keyboard pic.twitter.com/AT4qqlgMHW
— Nick GO BILLS!!! (@thenickguy)
December 21, 2020
from Twitter
Apple 30W USB-C電源アダプタで新仕様に対応
Appleは、2018年6月に「29W USB-C電源アダプタ」を「30W USB-C電源アダプタ」に置き換えましたが、「30W USB-C電源アダプタ」にはUSB-PD 3.0仕様に基づくパワールールが導入され、最大27Wでの充電が可能だとiDrop Newsが説明しています。
同メディアによれば、iPad Pro自体は「29W USB-C電源アダプタ」が備える14.5V仕様に対応しているため、本体に直接USB-Cケーブルを繋いで充電する場合に充電速度の低下は起こらず、あくまでもMagic Keyboard経由の場合のみに発生するようです。
MagSafe充電器でも、対応するパワールールを備えていない電源アダプタを使用すると、充電速度が遅くなることが報告されていました。