15日、アルパインマーケティングが「フローティングビッグ DA」シリーズを発表した。画面サイズによって、DAF 11V、DAF 9V、DA7の3タイプがラインナップされた。
数字が画面サイズを表しており、それぞれ11型、9型、7型だ。11型と9型は本体が1DINサイズで大画面がアングルによって保持されているフローティングタイプだ。7型は本体サイズが2DINで画面も従来カーナビのようにコンソールに収まるサイズだ。
ナビ機能はスマホアプリを利用する。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する。音源はスマホの音楽フォルダの他、Spotfyなどストリーミングサービスも利用できる。また11型と9型はHDMI入出力に対応しており、地デジチューナー(別売)やポータブルDVDプレーヤーを接続することも可能だ。
HDMI出力を後席モニターにつなげば、後席の子どもにYoutubeを見せたりといった使い方が可能だ。スマホとの接続はBluetoothとケーブル接続が可能で、それぞれを同時につないでも認識する。つまり、運転席はお父さんのスマホでカーナビとし、後席はお母さんか子どものスマホの動画やコンテンツを楽しむことができる。
地デジチューナーや後席モニター以外のシステムアップ製品には、ハイパワーデジタルアンプも用意された。DAそのものにイコライザーなど音響調整機能は装備されているが、プリアウトに外部アンプをつなぐことができる。また、RCAのカメラ入力端子も付いているので、別売のバックカメラなどにつなげば、大画面のリアモニターとしても使える。
インフォテインメント機能が高度化しているため、純正ナビやセンターコンソール画面も大画面化する傾向にある。11型はその中でも大画面の領域に入る。ナビ表示や動画再生に不満を感じることは少ないだろう。しかし、ラインオフの専用ナビやコンソール画面は、起動時にオリジナルのアニメーションや壁紙が表示されたりする。フローティングビッグ DAシリーズには、車種別の壁紙データをインストールすることができる。240もの車種のヘッドライトとフロントグリルのシルエット写真に車名のタイトルが入るものだ。アルパインのサイトからダウンロードし、USBメモリ経由で本体にインストールする。
フローティングビッグ DAシリーズは、12月15日から公式直販サイト、アルパインストアで先行予約が可能だが、製品の正式な発売は2021年1月上旬となっている。なお、フローティングビッグ DAシリーズは、これらのオンラインサイトからのみの販売となる。量販店などでは扱っていないので注意が必要だ。
カーナビやカーオーディオを自分で取り付けられるなら、これらのDA製品やシステムアップ製品の取り付けも自力でできるだろう。装着方法については、アルパインストアのサイトに用意されている動画を参考にするとよい。