11月30日の発表とともに、世界のゲーマーが歓呼の声をあげたと思われる、ASRockとRazerコラボレーションのSocket AM4マザーボード「ASRock Taichi Razer Edition」シリーズ。Razer純正PCケース「Razer Tomahawk」の国内販売もキマリ、ついに三頭蛇&Razerグリーンに彩ったPCを好みのスペックで組めることになった。
初のRazerコラボマザーボードだけあって、Razerファンであれば気になること間違いなしのASRock Taichi Razer Editionは、RazerのLEDイルミネーション機能「Razer Chroma」に世界で初めて対応。Razer Chromaに対応するRazerゲーミングデバイスはもちろん、PhilipsのスマートLED照明「Hue」などとともに、マザーボード搭載LEDとLEDヘッダーピンに接続したLED RGBファンといったデバイスを、Razer総合ソフトウェア「Razer Synapse 3」から一括して制御可能になる。
そんなRazerファン超注目のASRock Taichi Razer Editionは、X570とB550チップセットを採用した2モデルで展開。Ryzen 5000シリーズへの最適化をはじめ、"16フェーズ"の電源回路や、"50A Dr.MOS"といった堅牢な電源設計を採用する。さらには2.5G LANに「Killer E3100」、Wi-Fi6に「Killer Wi-Fi 6 AX1650」とゲーミングネットワークコントローラーを採用と、ハイエンドモデル"Taichi"シリーズならではの装備になっている。
今回はミドルレンジチップセットのB550を採用した「B550 Taichi Razer Edition」をいち早く触れたので、その魅力をチェックしていこう。
「B550 Taichi」をベースにLED部をアップグレード
組んだ後は、まったく見えないがバックプレートには、Razer製品おなじみの「For Gamers. By Gamers.」の文字も
インターフェースもB550 Taichiと変わらず、USB3.2 Gen2 Type-A×1/Type-C×1、USB3.2 Gen1 Type-A×4、USB 2.0×2の豊富なUSBポートに、HDMI、DisplayPort出力端子などを装備している。
B550チップセットのため、2基のM.2スロットのうち、1基がPCIe 4.0x4対応で、1基はPCIe 3.0x4/SATA(6Gbps)になっている。
装備するM.2ヒートシンクは大型ではないが、最大7GB/秒に達する最新世代PCIe 4.0 M.2 SSDを問題なく使える冷却性能を持っている。実際にWestern Digital製のPCIe4.0対応M.2 SSD「WD_Black SN850 NVMe 2TB」を搭載して、ベンチマーク「CrystalDiskMark」(データサイズ8GiB×9回)を3回ほど連続実行すると、温度は最大で87度まで上昇したが、サーマルスロットリングなくベンチマークは完走していた。
2020-12-14 18:57:35