発売開始から3年が過ぎても、いまだ人気が衰えないNintendo Switch。ゲームを楽しむことを追及した素晴らしいゲーム機であることは間違いありません。まあ、一部のソフトや機能に関しては、チラホラ苦情も出ているようですが…。でも、任天堂だってちゃんと考えているんですよ! 12月1日に配信開始された最新アプデでは、「これほしかったのよ」と思わせてくれる機能が追加され、ユーザーエクスペリエンスが大幅に改善されています。
今週、任天堂は最新のバージョン11.0.0をリリースしました。注目すべき変更点は2点。まずは、Switchで撮影したスクショ画像を手軽にスマホやPCにシェアできるようになったこと。そして、同一アカウントで2台(以上)持ちしている場合、1つの本体でバックアップしたセーブデータが別の本体に自動的にダウンロードされるようになったことです。
ユーザーインターフェースも、テコ入れされています。ホーム画面にNintendo Switch Onlineのアイコンが追加されたのも、自分の加入条件が確認できたり、特典ゲームが手軽に入手できたりして便利。「マイページ」には「トレンド」機能が追加され、フレンドが遊んだことのあるソフトや、最近遊び始めたソフトなどをチェックできます。
本体更新データはNintendo Switchをオンライン接続していれば、起動時に自動でダウンロードされます。手動で更新したい場合は、HOMEメニューの[設定]→[本体]→[本体の更新]でOKです。
これは嬉しい!スクショ画像のスマホへの転送が簡単に
ただ、やっぱり私的に一番嬉しいのが、スクショ画面が共有しやすくなったことですね。スマホなどのモバイルデバイスにはQRコードを介してワイヤレスで最大10枚の画像と動画1本を一度に転送可能。PCには、[USB接続でパソコンにコピー]機能で直接送れます。こちらはデータ量の制限なしです。これまではわざわざmicroSDを抜き差ししなければならなかったので、SNS投稿が格段に便利になりました! ありがたや…。
あ、ちなみに複数のダウンロード対象がある場合に、最初にダウンロードしたいものを選べる機能も追加されています。
複数の本体にセーブデータを自動ダウンロードする新機能も
とはいえ、Switch的に最大の変更ポイントは、クラウドに保存されているセーブデータを複数の本体に自動ダウンロードできる新オプションでしょう。もちろん、同じアカウントを保有していて、かつNintendo Switch Onlineに登録している方に限りますが。
この機能を使うには、まずHOMEメニューで、最初にダウンロードしたい対象のソフトアイコンを選択し、[ダウンロードオプション]から設定しておきましょう。ちなみに、自動バックアップシステムは、Switchに実際にインストールされているゲームの保存データが対象で、タイトルを購入しただけでは不十分ですので、ご注意を。
今回のアプデではほかにも複数のバグ修正と安定性の改善に加え、スーパーマリオブラザーズ35周年を記念したアイコン12種が追加されました。そのほか、[ボタンの割り当てを変える]機能の[お気に入り]に名前をつけられるようになり、[ポルトガル語(ブラジル)]が言語サポート対象となっています。