現地時間2020年11月19日、アメリカの半導体大手NVIDIAがクラウドゲームサービス「GeForce NOW」のベータ版がiOS Safariに対応したと発表しました。
NVIDIAの「GeForce NOW」は、クラウド上の高性能マシンで処理されるゲームをストリーミング形式で配信するため、マシンスペックが非力なPC・デバイスでも最新の3Dゲームをプレイできるというクラウドゲームサービス(月額税別1800円)。「GeForce NOW」はWindows、macOS、Android、Chrome OSでプレイ可能でしたが、月額料金の支払い方法がApple Storeの規約に抵触したため、iOSアプリは提供されない状態が続いていました。
NVIDIAはAppleにApp内課金を介さない支払い方法を実装したままiOSアプリ版を配信するのは難しいことを確認した際に、「Webアプリ版なら問題ない」と開発を勧められたとのこと。こうしてNVIDIAはWebRTCによる「GeForce NOW」の開発を進め、2020年11月19日にベータ版の公開に至りました。
「GeForce NOW」はAppleと開発元のEpic Gamesの係争によりiOS版の配信が停止された人気ゲーム「フォートナイト」をサポートしているため、iPhoneでフォートナイトを再びプレイ可能となったことが特記されています。
iOS Safari版「GeForce NOW」は、iPhoneまたはiPadからSafariを起動し、「https://play.geforcenow.com」にアクセスすることでプレイ可能になるとのこと。ただし、発表時点では北米・ヨーロッパでのみ利用可能とのことで、日本ではプレイ不可。これについて、NVIDIAは公式に日本国内でも提供を予定していると明言しています。
「GeForce NOW」更新情報 ????
✅新規対応タイトル (英語): https://t.co/NIAPzcHoqC
※ iOS Safari ベータは北米/ヨーロッパでのみ利用でき、ロシアは GeForce NOW Alliance パートナー https://t.co/aGFMiGm1Qb より利用できます。将来的には、国内での GeForce NOW Alliance パートナーも対応予定です。 pic.twitter.com/74IK5NS3E2