ファーウェイ・ジャパンは11月17日、ノートPCの新製品として「HUAWEI MateBook X」と「HUAWEI MateBook 14」を発表した。税別実勢価格は「HUAWEI MateBook X」が15万4800円前後、「HUAWEI MateBook 14」が10万9800円前後。11月20日に発売する。
ファンレス設計で薄型・軽量の「HUAWEI MateBook X」
HUAWEI MateBook Xの最大の特徴は、薄型・軽量のデザインだ。厚さが約13.6mm、重さが約1kgで、A4用紙よりも少しコンパクトな筐体でかばんに余裕をもって収まる。カラーにもこだわり、光の反射が美しいシルバーフロストを採用した。MateBookシリーズの売りであるフルビューディスプレイも踏襲しており、13インチのディスプレイで画面占有率約90%を実現。フルHDの約3倍となる3000×2000ピクセルの高精細画面表示も魅力だ。画面のアスペクト比は3:2で、通常のノートPCに比べるとやや縦長になっている。これはウェブページの閲覧や資料作成を快適にするためだという。ファンレス設計だが、ヒンジが放熱を促す機構を採用し、静音性と冷却性能を両立した。
筐体のエッジまでせり出したタッチパッドも独特だ。省スペースながらクリックが反応する領域を拡大し、従来より操作性が向上。ディスプレイはタッチスクリーンで、3本の指で画面の範囲をなぞって簡単にスクリーンショットが撮影できる「3フィンガースクリーンショット」機能を搭載している。
HUAWEI製スマートフォンと画面を同期する「Huawei Share」にも対応しており、ファイルをドラッグしたりスマートフォンをマウスやキーボードで操作したりすることが可能。連携するためのNFCを、マウスパッドに内蔵した。
バッテリはJEITA2.0基準で約11.3時間(ウェブ閲覧で約7.5時間、オフィスワークで約9時間、ローカルビデオ再生で約9時間)の連続使用が可能。30分充電で約4時間分の急速充電に対応する。CPUが第10世代インテルCore i5-10210Uプロセッサー(1.6GHz、最大4.2GHz)、ストレージが512GB PCle SSD、対応無線規格が802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz、5GHz)、Bluetooth 5.0。インターフェースがUSB 3.0 TypeA×1、TypeC×1、HDMI 2.0×1、VGA端子。
AMD Ryzen 4000Hシリーズ搭載の「HUAWEI MateBook 14」
14インチのHUAWEI MateBook 14は、ゲーミングにも優れたパフォーマンスを発揮するAMD Ryzen 4000Hシリーズをチップセットに採用。マルチタスクや画像・動画などの編集を、パワフルにこなすことができる。「Fn+P」で性能を素早くブーストできる「パフォーマンスモード」も搭載している。冷却ファンには、Huawei Shark Finを2基搭載。従来よりも約39%改善したエアフローシステムで、効率よく放熱する。動作中のノイズが少なく、作業の集中を妨げないのも特徴だ。
MateBook Xと同じくタッチスクリーンで、3フィンガースクリーンショット機能を搭載。ポップアップ式のカメラや指紋認証一体型の電源ボタン、Huawei Shareなども共通している。
バッテリはJEITA2.0基準で約11.2時間の連続使用が可能。30分充電で約466%の急速充電に対応する。ストレージが512GB PCle SSD、対応無線規格が802.11a/b/g/n/ac/(2×2 MIMO)、Bluetooth 5.0。インターフェースがUSB 3.2 Gen1 TypeA×2、TypeC×1、HDMI 1.4b×1となっている。