iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Max、最新フラッグシップの最小と最大サイズが発売されたばかりですが、早くも両デバイスを分解した動画が公開されています。
今回の分解レポートは、ドイツの電子機器修理会社Kaputt.deが発信しているもの。iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxそれぞれに解体していく過程が、別々のYouTube動画に収録されています。
まずiPhone 12 Pro Maxについては、昨年モデルに引き続きL字型のバッテリーを採用していると判明。ただしiPhone 11 Pro Maxの容量が3969mAhだったのに対して、今年の最大モデルは3678mAhに減っています。ちなみに両者のバッテリー持続時間は、同じカタログスペックとなっています。
ほかに指摘されているのは、筐体が比較的開けやすいということ。そしてディスプレイとタッチスクリーンのケーブルが1本にまとめられていることも明らかとなりました。
かたやiPhone 12 miniのバッテリー容量はまさにミニサイズの2227mAhで、公的機関の認証データベースに記載された数値の裏付けが取れたかっこうです。なお、iPhone SE(2020)の1821mAhを一応は上回っています。その他の指摘としては、分解のために筐体を開けるのが比較的難しいこと。そしてSIMモジュールがロジックボードにしっかりハンダ付けされていることも確認されています。
また、ハイテク製品の分解でおなじみの修理業者iFixitも、iPhone 12 mini分解の序盤だけを公開しています。
そこではアンテナが非対称であること(大型モデルと同じアンテナ設計にできるだけの十分な内部スペースがないためと推測)。そしてiPhone 12とほぼ同じカメラモジュールが内蔵されながらも、同様の(ProモデルでLiDARセンサーがある場所を埋める)プラスティック製スペーサーがないことが明らかとされています。
iFixitはまもなくiPhone 12 mini分解のさらなる詳細を公開すると予告しており、そちらを期待して待ちたいところです。