最近、会う人会う人に訊かれます。「新しいiPhoneどうー?」と。私は購入した「iPhone 12 Pro」シルバーのキラピカなルックスが非常に気に入っておりまして、そのお姿だけで「美しいです、ご馳走さまです!」という感じなのですが……多くの方には冷静に「全機種出揃って、実際触ってみてから、買った方が良いと思う」とお伝えしています(笑)。
そんなiPhone 12シリーズ。4モデルのうち2モデルのみ先月末の発売だったのですが、本日ついに残り2モデルの「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」が発売されました。どどん!
今、わたしの手元には4モデルのうち、私物のiPhone 12 Pro、お借りしているiPhone 12 mini、そしてiPhone 12 Pro Maxの3つがあるので、違いを見ていきながら、どれが自分に合うのだろうと迷われている方のヒントに少しでもなれば幸いです。
ここ数年、大型化の一途を辿っているスマホ。「こんなに大きくなくていいのに……」と思われている方も多かったのでは。そんな方には、一番小さなiPhone 12 miniがおすすめ。
既に発売されている、ひとまわり大きなiPhone 12との違いはサイズとバッテリー容量だけ。小さいから機能が絞られている、なんてこともありません。握った状態で、親指が画面の端まで届くので、片手でも安心して扱えそう。画面が小さいと感じるかな……と思っていたのですが、フチが細いのでそんな印象も受けません。
ちなみに我が家にあった過去のiPhoneと比べて見ると、「iPhone 5S」よりも大きく、「iPhone 6」よりもひとまわり小さい。それがiPhone 12 mini。現行の「iPhone SE」よりも小さいです。
親分的存在のiPhone 12 Pro Maxはとにかく大きい……!タブレット端末かのような迫力があります。大きな画面でゲームをしたり、漫画を読んだり、映画をみたり、いつでもリッチにコンテンツを楽しみたい!という方にはぴったりかも?
“Max”なのはサイズだけではなく、一眼レフカメラなどに搭載されている手ぶれ補正機能がついているなど、カメラのスペックもiPhone 12シリーズの中で最高峰。広角カメラはiPhone 12シリーズで唯一、ひとまわり大きいセンサーが使われているので、カメラのような自然なボケを楽しむことができます。この写真、ポートレートモードを使ってないんです。全く加工もしていません。すごいな……!
というわけで、スマホ一つで色々な写真や動画を撮って楽しみたい!という方には、iPhone 12 Pro Maxがおすすめ。ただし、片手で扱うには大きすぎるので、両手で持って使うのが安心です。バンカーリングをつけるとか、首からかけられるようケースをつけるなどすると、心置きなく持ち歩けそうです。
また、iPhone 12シリーズのカメラの違いは、カメラアプリを立ち上げてすぐの画面をみてみると分かりやすいです(※iPhone 12 miniのみ分かりやすくするためにカメラの倍率を表示)左からiPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12 mini。iPhone 12 miniはカメラが2つなので、0.5x/1xのみと、望遠側の表示がありません。
それぞれ2.5x/2xの望遠カメラを搭載したiPhone 12 Pro MaxとPro は被写体にギュッと寄った凝縮感のある写真が撮れるのに対して、望遠側のカメラのないiPhone 12 miniは少し遠い印象。もちろん、iPhone 12 Pro MaxとProであれば、望遠カメラではなく広角カメラを使えば、iPhone 12 miniと同じような広がりのある写真を撮る事もできます。
また、上3つの写真の比較では、背景のボケ具合が異なるのもわかりやすいのではないでしょうか。“Pro”モデルは、LiDARスキャナーという仕組みが搭載されているので、ポートレートモードのクオリティ自体も前モデルのiPhone 11 Proと比べても格段によくなりました。暗い場所にも強くなったので、こんな写真も三脚なしで撮れちゃう……みたい。
各々のライフスタイルや求める機能、見た目の好みなどに合わせて選べるラインナップが揃ったiPhone 12シリーズ。既にiPhone 12 Proを購入している私ですが、広角カメラの自然なボケの美しさにびっくりして、ちょっとiPhone 12 Pro Maxが欲しくなっちゃいました(苦笑)。あなたなら、どれを選びますか?
>>いよいよ発売のiPhone 12シリーズ、10月発売の2機種にクローズアップ! vol.116