キャンプやバーベキューなど、アウトドアで音楽を楽しむのは当たり前の時代。そのためのポータブルースピーカーは雨後の筍のようにリリースされていますが、この度、アメリカで売れまくっている新型スピーカーが日本に上陸。その名も「Solarbank Boombox」です。早速入手しましたので、その使い勝手を一泊二日のキャンプで検証してきました。
ニューヨークからやってきた「Solarbank Boombox」
「Solarbank Boombox」はアメリカ・ニューヨークを拠点とするSOLGAARDが手掛ける商品。2016年にブランドを立ち上げて以来、ファッションとテクノロジーを交差した革新的なギアを開発し続け、話題を呼んでいる注目の存在です。Bluetoothスピーカー+ソーラー充電+バッテリーの3in1となったこの商品は、すでに全米で4万個以上も売れている人気の新商品。本体の重量は430gと見た目の割には軽く、サイズは横16✕高さ9✕奥行き5cm。ブラック一色のシンプルなボディは、キャンプにおけるステルス性が高く、無駄に主張しないところが好印象です。
「Solarbank Boombox」の最大の特徴といえるのが、スピーカーの裏側に取り付けられたソーラーバッテリーです。第4世代のソーラーテクノロジーを採用しているので、たとえ曇りの日でもしっかりと充電してくれるのは頼もしいポイント。電池を消費するスピードよりも、ソーラー充電するスピードのほうが約2倍早いので、太陽の下に置いておけば、ずっと再生し続けることができます。この日も、筆者の怠慢で本体の充電が不十分でしたが、キャンプ場に到着してから寝るまではバッテリーが切れることなく音楽を楽しむことができました(もちろん、周りのキャンパーに迷惑をかけない音量で)。本体はコンパクトなサイズながら、重低音が効いた迫力のあるサウンドを奏でてくれます。撤収の際はトランクの中に置いて音楽をかけていましたが、スピーカーから多少離れても、そのパワフルなサウンドは顕在でした。
本体の側面にはUSBタイプAの出力ポート二基、USBタイプBの入力ポート(充電用)、イヤホン端子が装備されています。バッテリー容量は10000mAhあるので、スマホであれば3~4台を満充電にすることが可能。ほかにも、モバイルWi-Fiルーターやタブレット、カメラ、ビデオといった小型電子機器の充電に対応するので、万が一のときに安心。2台同時の充電もできるので、家族や友人とシェアできるのも便利でした。バッテリーの残量はLEDのインジケーターで表示されます。キャンプの薄暗い環境でも、ご覧の通りはっきりと確認することができました。
今回はアウトドアでの使用をメインにお伝えしましたが、自宅での定位置は寝室の窓際です。ここに置いておくだけで勝手に充電してくれるので、充電の手間がないのは予想以上に快適でした。家でも外でも、「Solarbank Boombox」があれば手軽に迫力のある音楽を楽しむことができます。