アイ・オー・データ機器は、スマートフォン向けドッキングステーション「US3C-DS/SP」を2020年12月上旬に発売する。市場想定価格は6,980円(税別)。
サンワ、机上台としても使える映像出力/USB PD対応ドッキングステーション
US3C-DS/SPは、スマートフォンにディスプレイやゲームパッド、マウス、キーボードなどを接続させられるデバイス。スマホとUS3C-DS/SPをUSB Type C(Power Delivery 7.5W対応)で接続し、US3C-DS/SPとディスプレイ、スマホに対応するキーボードやマウス、ゲームパッドを接続することで、スマホをパソコンのように操作できるようになる。
そのため、スマホでゲームをプレイする際に感じることの多い「画面の小ささ」や「操作のしずらさ」といったストレスを解消。ディスプレイへの接続はHDMIケーブルによる有線接続であるため、無線ミラーリングのような遅延は起こらない。Power Delivery 7.5W対応のため、接続しているスマホの充電も可能だ。製品には、専用のACアダプターが付属する。
端末には青色LEDを搭載。黒を基調にした全体のデザインに青色のライティングが光る。筐体底面には滑り止めラバーを採用しており、安定性のある設置を可能にした。
本体サイズはW65×D59×H36mm、重さ約130g。デバイスとの接続に使うインターフェース類はUSB A×3、HDMI(最大3,840×2,160/30Hz、HDCP対応)、DC Jack。USB C-Cケーブル(約1m)、ACアダプター、電源ケーブルが付属する。動作確認済みのスマホは、Xperia 1、Xperia 5、Galaxy S10、Galaxy Note10+など。そのほかの対応機種は動作確認後、順次追加していく予定だ。
対応コンテンツの例として、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」をスマホでプレイする場合、ゲームパッドやマウスキーボードといったデバイスの接続が必要なので、US3C-DS/SPとの相性は良好。ただし、アプリケーション側で最大解像度が720pに制限されるため、大画面に映すと粗さが目立ってしまうことがあるので注意だ。
スマホ向けFPS『Call of Duty Mobile』は、ゲーム内にパッド操作コンフィグが存在しているため、認識するゲームパッドで操作可能。だが、公式eスポーツ大会などでは、外部ツールの仕様を禁止していることもある。『マインクラフト』もゲームパッドに対応。そのほか、『ファイナルファンタジー』シリーズのリマスターなど、スマホ移植タイトルは、ゲームパッドに対応していることが多いという。
多くのタイトルがパソコンのブラウザと共通化して遊べる「DMM GAMES」には、マウスやキーボード操作が適している。一方、タッチ操作をメインに行うリズムゲームには不向き。シューティング系でも『PUBG MOBILE』などゲームパッド非対応のタイトルもあるので、購入前にチェックしておきたいところだ。