TASCAM、オーディオ回路をブラッシュアップしたUSBオーディオインターフェイス「US-HR」シリーズ3機種を発表

ティアックが、TASCAMブランドからオーディオ回路をブラッシュアップしたUSBオーディオインターフェイスの最新機種「US-HR」シリーズを発表。「US-1x2HR」「US-2x2HR」「US-4x4HR」の3機種を欧米市場を皮切りに世界市場に向けて発売する。

US-HRシリーズは、Ultra-HDDAマイクプリアンプを搭載、最大24bit/192kHzのオーディオフォーマットに対応したUSBオーディオインターフェイス。従来の製品よりオーディオ回路のブラッシュアップを行うことで、さらなる性能の向上を実現した。接続方式はUSB Type-C端子を採用し、USBバスパワーでの駆動が可能。iOS、iPadOSデバイスの接続にも対応する。

ステレオ/モノラルの切り替え可能なループバック機能によりライブ配信アプリOBSにも対応。ライブ配信や動画制作でも活躍する。また、オーディオインターフェイスを語るうえで欠かせないドライバーソフトウェアは自社開発し、従来品以上の音質と安定性の改善を図った。

▲「US-1x2HR」は1Mic、2IN/2OUT仕様。入力は前面のIN1（マイク）とIN2（LINE/INST）、背面のラインを切り替えて使用。ライン入出力はRCAピンジャック。MIDIインターフェイスは搭載しない。

▲「US-2x2HR」は1Mic、2IN/2OUT仕様で、入力はXLR/TRSのコンボジャックを前面に用意。背面にはバランス出力（TRS）とMIDIインターフェイスを搭載する。

▲「US-4x4HR」は4Mic、4IN/4OUT仕様。前面の入力はXLRとTSRをそれぞれ用意。IN1と2はMIC/LINEとINSTをスイッチで切り替える。背面にはバランス出力（TRS）×4とMIDI入出力を用意。

バンドルソフトウェアは、世界中の多くのユーザーに支持されているソフトウェアをラインナップ。SteinbergのDAWソフトウェアCubase LE、Cubasis LE 3をはじめ、2,000種類のインストゥルメントサウンド・ライブラリーを誇るIK MultimediaのSampleTank 4 SE、音程補正やボーカルエフェクトにおいて業界標準のソフトウェアとなるAntaresのAUTO-TUNE UNLIMITED（3カ月無料）など、買ったその日から音楽制作を始められるバンドルを予定している。

発売開始は2021年初旬予定。製品仕様や国内における発売日などの詳細は後日ウェブサイトで公開される予定だ。