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AppleとAmazon、10月〜12月売上はともに過去最高の1,000億ドル突破か

1年間で多くの売上が見込める年末商戦の時期は、Appleにとっても稼ぎ時です。アナリストによると、Appleは2020年10月〜12月の売上高が、過去最高の1,000億ドル(約10兆円)を突破する可能性があるそうです。

四半期売上高10兆円超えは珍しい

Appleは2020年度第1四半期(2019年10月〜12月:Apple独自の会計年度で通常の第4四半期)において、売上高が前年同期比9%増の918億ドル(約9兆6,010億円)となり、四半期では過去最高となったことを明らかにしました。

しかしBloombergによると、2021年度第1四半期(2020年10月〜12月)は、売上高が1,000億ドルの大台を突破する可能性があるそうです。米株式市場の歴史の中でも珍しい1,000億ドル超えの売上高を今回突破するとみられているのは、AppleとAmazonの2社で、過去には石油企業のExxon Mobilや小売店のWalmartが何度か達成しています。

Appleはアナリストの予想平均で101.6億ドル(約10兆6301億円)、Amazonは公式予測として112億ドル〜121億ドル(約11兆7,170億円〜約12兆6,580億円)の収益が見込まれています。

Amazonは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるオンラインショッピングへの移行、年最大の割引セールPrime Day(プライムデー)の成功、AppleはiPhone12シリーズの好調な売れ行きが収益増加を後押ししていると考えられています。

快進撃を続けるAppleとAmazonですが、一部には両社の“共犯関係”を問題視する向きもあります。米国に続いてドイツでも先日、Appleが認めた正規業者のみがAmazonで商品を販売できるようにする取り決めが、競争を不当に阻害する独占禁止法に抵触しているのではないかとして、連邦カルテル庁(FCO)が捜査に着手しているとの観測が浮上しました。

また、GoogleがSafariのデフォルト検索エンジンに設定してもらうべく、Appleに1兆円超を支払っていたことについても、独占禁止法違反だとして米司法省がGoogleを提訴しており、巨大テック企業に対する締付けは今後強まっていくことが予想されています。



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