AppleがiPhone12シリーズへのEarPodsと電源アダプタの同梱を取りやめる決断を下したことで、Bluetoothイヤホンの需要増が見込まれています。
Androidスマホが追随すれば需要は急増
現在のBluetoothイヤホンの年間出荷台数は2億台〜3億台、一方スマートフォンの年間出荷台数は12億台〜13億台と推測されています。
台湾メディアDigiTimesは、Androidスマートフォン・ブランドがAppleに追随し有線イヤホンの同梱を廃止した場合、Bluetoothイヤホンの出荷台数は今後数年間で劇的に増えるだろう、と記しています。
SamsungとXiaomiは、AppleがEarPodsと電源アダプタの同梱を廃止したことを揶揄していますが、米メディアApple Terminalは数年後には多くのスマートフォン・メーカーがイヤホンや電源アダプタを同梱しなくなると予想しています。
iPhone購入者の58%がAirPodsを購入する
2020年第2四半期(4月〜6月)において、AppleのAirPodsシリーズは前年同期比で出荷台数を30%伸ばし、世界で最も売れた完全ワイヤレスイヤホンとなりました。
それでも同四半期の完全ワイヤレスイヤホン市場におけるAirPodsのシェアは35%で、前年同期の50%から15ポイント落ちています。これは他ブランドの参入が相次ぎ、市場規模が拡大したためです。
DigiTimes Researchは2020年通年でのiPhone出荷台数を1億9,500万台と見積もっており、そのうち58%のiPhone購入者がAirPodsを購入する可能性があると予測しています。