9月26日に国内発売された
『ROG Phone 3』の価格は16GBモデルが12万9800円(税別)、12GBモデルが11万9800円(税別)。本体サイズは高さ約171㎜×幅約78㎜×奥行き約9.85㎜、重さ約240g。ストレージも512GBなのでゲームアプリなどをダウンロードするのも安心の大容量だ。
まず本体や付属品を収納しているパッケージがかなり大きいのが特徴。中には専用の空冷パーツ『AeroActive Cooler 3』や専用スマホケース『Aero Case』なども入っている。スマートフォン本体のボディのフォルムは普通のスマートフォンと大きな違いはないが、背面に『ROG』のロゴ入りで、これが光るのがゲーミングスマホらしい特徴になっている。片手で持つとやはり大きい印象だ。
『ROG Phone 3』のパッケージ。スマートフォンのパッケージとしては独特なデザイン。これを使ったARゲームも収録されている。
本体と主な付属品。『AeroActive Cooler 3』、『Aero Case』、USB ACアダプターセット、USB Type-C to 3.5mmイヤホン変換アダプタ―、SIMイグジットピン、サイドマウントコネクター用の保護キャップ、ユーザーマニュアルなどが入っている。
ゲーミングスマホとして注目したいのが6.59型ワイドの大画面ディスプレイ。解像度は2340×1080ドットのフルHD+で高画質のゲームや動画を綺麗に楽しめる。操作感覚に影響するタッチサンプリングレートも前モデルの230Hzから270Hzに向上し、タッチ応答速度も25msになった。ディスプレイのリフレッシュレートが高いので残像が残りにくく画面のスクロールもなめらか。SNSアプリやブラウザのスクロールがスムーズに動くので快適だ。さらにHDR規格のHDR10+にも対応しているので、通常の動画などで表現が難しい明暗の激しい場面も白飛びと黒つぶれを抑えたリアルな映像になっている。タッチ操作のレスポンスが良好で、ゲームだけでなく通常の用途でも性能の高さを実感できた。
発色がよく高画質な画面はやはり見やすい。画面が滑らかに動いて反応もいいのでノンストレスで使える。Youtubeなどの動画も滑らかで綺麗だった。
付属している専用ケース『Aero Case』を装着した方が滑りにくく持ちやすい。背面の発光する部分は穴が空いているのでロゴは隠れない。
ハイスペックなマシンで問題になるのが本体の冷却機能だ。『ROG Phone 3』は前モデルの6倍のヒートシンクを実装し、従来から冷却性能を大幅に向上させた。それでも負荷がかかる最新ゲームをプレーすると本体が熱くなってしまう。そのために冷却するための『AeroActive Cooler 3』を同梱。本体に装着すれば、最大約4度の冷却が可能になる。さらに「キックスタンド」と3.5㎜オーディオジャック、USB Type-Cポートも付いているので、「キックスタンド」を使って卓上に置いて音楽や動画を視聴するという使い方もできる。
『AeroActive Cooler 3』は前モデルと構造を変更。空冷のための電源は本体のサイドマウントコネクターから供給される。ゲーム中は気にならないが、稼働している時に無音状態だと本体に近づくと冷却ファンの音が少し聞こえる。
卓上においた時は下部のUSB Type-Cポートから充電しながら使うこともできる。電源ボタンが上にあるのでスリープモードにするのも簡単だ。
カメラは表面にインカメラ1個、背面にアウトカメラ3個を装備。アウトカメラのメインは6400万画素でセカンドカメラは1300万画素の広角カメラ、サードカメラは500万画素のマクロカメラを採用。インカメラも2400万画素のカメラを搭載。シンプルな操作で撮影でき、写真のスクロールも滑らかなのでスマートフォンのカメラとしてはかなり使いやすいと感じた。本体下部にはUSB Type-Cポート、側面に音量ボタンと電源ボタンと「AirTrigger」タッチセンサー、逆の側面にnanoSIMカードスロット、サイドマウントコネクターなどがある。nanoSIMを差す時はSIMイグジットピンを使ってトレイを出す。独自の機能である「AirTrigger」はゲームのコントローラのLRボタンのように使うことができ、細かく設定することでゲームを操作しやすくなる。
2020-10-01 08:01:37