Appleが先日開催したイベントで発表したバンドルサービス「Apple One」は、たとえばiCloudとApple Musicをそれぞれ異なるApple IDで登録している場合でも、利用可能であることが判明しました。
複数のApple IDを所有しているユーザーが存在
多くのAppleユーザーは、単一のApple IDですべてのApple製品を登録、サービスを利用していますが、なかには複数のApple IDを所有している人がいます。
こうした事態が生じた背景には、当初iTunes StoreアカウントとAppleのクラウドサービス向けログインが完全に分離していたという事情があります。さらにAppleのクラウドサービスについては、MobileMeからiCloudへと変遷しています。
ここで気になるのが、現在Apple MusicとiCloudをそれぞれ異なるApple IDで利用していて、Apple Oneを検討したいと考えた場合(料金的に得なので)、果たして申し込みが可能なのか、ということです。
Appleが質問に回答
この質問を、Microsoftのシニア・クラウド責任者であるクリスチャン・ワレン氏がTwitterに投稿したところ、Appleのクリス・エスピノーザ氏から回答が返ってきました。
「ちょっと困ったことがある。私のApple MusicとiCloudサブスクリプションは異なるApple IDに紐付けされている。Apple Oneは(この状態を)扱えるのだろうか?」
「大丈夫です。再確認しました」
米メディア9to5Macによると、エスピノーザ氏はAppleに8番目に加わった古株で、14歳の時からAppleのソフトウェアやマニュアル制作に関わってきた人物です。
Apple Oneは今秋から提供開始
Appleは現時点ではまだ、Apple Oneの提供開始時を「秋」とのみ発表しており、具体的な期日は明らかにしていません。
日本で利用できるApple Oneのプランは2種類、個人プランが1,100円/月、ファミリープランが1,850円/月で、Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloudストレージの組み合わせとなっています。