メインの6.8インチOLED画面がくるっと90度回転してやっこ凧になるフォンですよ~はい~。もう2020年は何があっても驚かないぞと。
ちょっと昔のガラケーとかSideKickみたいだけど、下から出てくるのは物理キーボードではなくて、タッチのサブの3.9インチOLED画面。カスタマイズもできるので2画面に表示させたい2つのアプリをあらかじめ選んでおけば、ボタン1タッチで同時に起動できます。おもしろ。
サブ画面は何に使えるの?
え?そりゃもうメッセージを読んだり、マップで道順を見たり、電話にこたえたり、映画や動画のメディアコントローラにだって使えますよ。下にぐるっと90度下回転させて逆さまのやっこ凧にもできるので、メインをキーボードとして使えば、上のサブ画面にメッセージを表示させながら入力もできます。
T字はVlogスマホに最適
3つのカメラとT字を組み合わせると最強Vlogスマホに早変わり。背面カメラはメインのが64MP、超広角が13MPで、もうひとつ12MPの「超広角ビッグピクセル」カメラがついています。5軸スタビライゼーション、ジンバルモードも使えるので、パン(左右に動かす)、ティルト(上下に傾ける)はもとより被写体のロックオン&フォローも可能。バーチャルジョイスティックでカメラも快適に操作できるし、そのすべてをやりながらランドスケープモードで撮影できる! 縦撮りの呪縛から解放されますね。
セルフィ―用カメラは飛び出る式なので、フロントにはノッチやパンチホールは一切なくて6.8インチまるまるディスプレイです。
前も後ろも同時にビデオが撮れるぞ
そしてWingの新兵器がこのデュアル録画モード。フロントと背面、2つのカメラで同時に録画できちゃうので、前も撮りたいし後ろも撮りたい、ああ、どうしよう…と悩んでタイミングを逃しちゃうこともありません。
スペックは?
旗艦モデルほどではないけど、Snapdragon 765Gプロセッサ搭載なので5G対応です(6Ghz帯とミリ波帯の両方)。メモリ8GB、ストレージ256GB、microSDカードスロット、バッテリー4,000mAhで電池もちも◎。同梱のUSBチャージャーを使えば25分で50%充電できます。
厚さは、2枚重なってる割には10.9 mmで、6.8インチのスマホと比べても大差ありません(たとえばOnePlus 8 Proは8.5 mm)。
LGにしては珍しく、HD-DAC、ヘッドホンジャックはないのでそれは惜しいけど、GシリーズとVシリーズはずっと無難路線だったので、久々にLG、ものづくり楽しんでるな!って感じがしてそれが何よりうれしいですね。
それもそのはずで、Wingは、既存スマホのデザインの殻を破って新しいことに挑戦するLGの新事業Explorer Projectが送りだす第1弾のプロダクトなんですね。今はビデオブログ全盛期で、SONYもVlog用のすごいカメラ「ZV-1」を出してきてるので、タイミング的にはばっちりです。カメラ忘れたときでもシャッキーンとTに切り替えてVlogできるので、ある意味もっとポータブル化も。
価格・発売日は不詳ですが、秋風が吹く間に新情報が入る見込みです。もうYouTube探したらアンボックスの動画も出ていましたよ。