グーグルは8日(現地時間)、Android 11の正式版をリリースした。Pixelシリーズでは、すでにダウンロードが可能であることを確認している。Pixel 4でのファイルサイズは1.72GB。
Pixelシリーズではすでにアップデートの利用が可能に
ユーザーレベルでの新機能はバージョンに合わせて11個 プライバシー強化も目玉
Android 11のリリースについて紹介したグーグルのブログでは、バージョンに合わせて、11の新機能が紹介されている
まずコミュニケーション関連では、3つ。
1. メッセンジャーやSNSなどのアプリの通知を、優先的に上部に表示するとともに、特定の相手とのやり取りについては優先順位をつけることが可能になった。
2. 「Bubbles」と呼ばれる新APIを利用したメッセンジャーなどでは、アプリを切り替えることなく、ポップアップの形でウィンドウが出てきて、メッセージの表示や入力が可能に。
3. 画面録画機能がOSの機能として組み込まれた。また、音声も同時に録音できる。
4. 電源ボタンの長押しだけで、スマホと連携したスマートデバイスへのアクセスをサポート。サードパーティー製アプリでも新しいAPIの利用で、統合しての管理が可能になる。
5. メディアコントロール機能が改善され、再生先のデバイスを素早く切り替える機能も搭載。
6. Android Autoでワイヤレス接続をサポート。対応した自動車では、ケーブル接続をせずにルート検索やテキストメッセージの送信、Googleアシスタントが利用できる。
7. アプリの権限付与について、これまでの「常に許可/不許可」「アプリを使っている間は許可」に加えて、「One-time permissions」と呼ばれる、今回1回のみの許可を与えることが可能になった。
8. しばらく使っていないアプリについて、権限を自動的にリセットし、そのことを通知する。もちろん再度利用する際に権限の付与が可能。
9. Google Play向けのシステムアップデートモジュールにより、OSの更新を待たずにセキュリティーとプライバシーの修正を可能にする。
10. Android Enterpriseユーザーについては、会社所有の端末にも個人所有の端末と同じプライバシー保護がもたらされる。
最後はPixelシリーズのみの機能。
11. Pixel 2以降において、ユーザーの日々の行動に合わせたアプリの提案をホーム画面に表示するなどの機能が利用できる