サムスンが9月1日にオンラインでグローバル新製品発表イベントを開催し、折り曲げができる7.6インチの有機ELディスプレイを搭載する5G対応のAndroidスマートフォン「Galaxy Z Fold2」の詳細を発表した。米国・韓国など約40の国と地域で予約受付を開始。9月18日に発売する。価格は1999ドル(約21万円)を見込む。
サムスンが5G対応の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold2」をグローバルで発表
高精細な有機ELディスプレイをサイズアップ、画面占有率も拡大
Galaxy Z Fold2は日本で2019年10月に発売された初代の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」と同じ、正方形に近い約7.6インチのメイン画面を中央から屏風のように開閉するデザイン。閉じると縦に細長い。片側のパネルには3眼のメインカメラユニットを、もう片側のパネルには6.2インチ有機ELの“カバーディスプレイ”とシングルレンズカメラを搭載する。
5G対応も去年のGalaxy Foldから進化したポイント。端末のスペックからはグローバルモデルがミリ波とSub-6の両方をサポートすることが読み取れる。さらにグローバルモデルはSIMカードスロットを1基と、埋め込み型のeSIMを内蔵するようだ。プロセッサは64bitのオクタコア仕様。12GBのRAMと256GBのストレージを搭載する。バッテリーは4500mAh。Wi-Fiは11ax(Wi-Fi 6)対応で、UWB(超広帯域無線通信)の機能もサポートするようだ。本体側面に指紋認証センサーを搭載したほか、内蔵カメラによる顔画像認証にも対応する。本体はつなぎ目のない7.6インチのメインディスプレイを内側に向けて折りたたむデザイン。接続部の背面はサムスンのロゴを彫り込んだヒンジカバーが保護する。接続部の隙間に小さなゴミが入り込まないよう、スイーパーと名付けたブラシを配置する設計機構をGalaxy Z Flipから受け継ぐ。