米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 4a」の内部構造を、分解レポートでおなじみiFixitが動画で公開しています。
Pixel 4aはグーグルが今年8月に発表したスマートフォンで、プロセッサやカメラスペックを抑えたミッドレンジ向け端末です。同様のコンセプトの端末は、2019年に「Pixel 3a」が投入されています。
今回の分解レポートでは、Pixel 4aと3aとの共通点が判明しています。例えば本体内部にはどちらも「ミッドフレーム構造」が存在し、マザーボードやバッテリーを保護しています。
一方でマザーボードの取り付け法はPixel 4aと3aでは異なります。Pixel 3aではマザーボードが背面パーツに取り付けられているのに対し、Pixel 4aではマザーボードがミッドフレームに挟み込まれた状態で位置しており、背面ケースとはケーブルで接続されています。
このようなミッドフレームの採用は、削り出しのフレームやガラスなどの素材と比べて、製造コストが安く抑えられると想定できます。
今後、iFixitは詳細な分解レポートと、修理難易度のスコアの公開を予定しています。日本価格で4万2900円という高コスパな価格設定を実現できた理由は、内部設計の工夫にあるのかもしれません。