音響、通信機器などのJVCケンウッドは、JVCブランドの完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC90T」を、8月下旬に発売する。重低音を強化した音響構造、耐衝撃と防水・防塵性能を高めたボディが特徴。オープン価格で、店頭などでは2万円前後(税別)と見込まれる。
"重低音&タフボディ"を掲げるXXシリーズの最上位モデルで、完全ワイヤレスでは最大級の12mmドライバーを採用。さらにハウジング内には独立した音響チャンバー、空気の流れで振動板の動きをコントロールするダクトなどの構造で、低音の再生能力を大きくアップしているという。
ボディはラバープロテクターで落下などによる衝撃を抑えるとともに、IP55という高い防水・防塵規格をクリア。強く連続した水しぶき、細かい粉塵にも耐えられるので、汗や雨、ホコリなども気にせずに使うことができる。本体で約15時間、付属の充電ケースとあわせれば最長45時間も充電を気にすることなく使え、10分の充電で約1時間半の再生ができる急速充電に対応しているのも機能的だ。
音切れが少なく、低遅延の安定したリスニングができる左右独立伝送方式で、コーデックはAACとaptX audioにも対応。ノイズを抑えたマイクでクリアな音声で行うハンズフリー通話はリモート会議などでも威力を発揮。ワンタッチで再生音量を下げ、マイクで外音を取り込んで、イヤホンを着けたままでも会話がしやすい機能も備えている。