Google の Chrome ブラウザに、待望の「グループ化したタブを畳む」機能が加わりました。
大量に開きすぎてどれがどれだか分からなくなったタブも、グループ化すれば1クリックでアイコンサイズに最小化して、必要に応じてまた開いて管理できます。
Google Chromeは豊富な拡張機能によるカスタマイズが魅力のひとつですが、タブの管理については拡張から触ることができず、他社にブラウザにあったタブのグループ化やツリー化には公式でも拡張でも長らく対応しませんでした。
今年の5月になってようやく「タブのグループ化」機能が加わったものの、当初使えたのはグループにまとめる、名前をつけて区別しやすくする、まとめて閉じたり別窓で開くなど。
Chromeがついにタブのグループ化対応。ベータで有効化
肝心の「グループごとに畳んで必要なときだけ開く」は本日以降のアップデートからやっと使えるようになります。
Chromeでタブをグループ化する・タブグループを開く・閉じる方法
タブグループを畳む・開く
➡ グループ左端のアイコンを左クリック。するだけ。
まずグループ化していないと畳めません。
タブをグループ化する
➡ まず親となるタブのうえで右クリックメニュー。「タブを新しいグループに追加」を選ぶ。
すでに別のグループがある場合は、「タブをグループに追加 >」から新しいグループか既存のグループを選べる。
タブグループにタブを追加する
➡ グループのうえにタブをドロップ (既存のタブを追加する場合)
➡ グループのタブ上の右クリックメニューから「右隣に新しいタブを開く」
➡ グループ内のページのリンクから「新しいタブで開く」(中クリック)で同じグループで開く
検索結果など多数のリンクが並ぶページから、中クリックやCtrl + クリック(Macではコマンド+クリック)で「新しいタブで開く」すると、同じグループでタブを開いて、まとめて畳んだり移動できて便利。20世紀に戻ってOperaの使いかたを書いている気分です。
タブグループを管理する(名前をつける・アイコンを選ぶ・グループ解除・移動・閉じる)
➡ タブグループを作ると、左端に丸いグループのアイコンが現れる。右クリックメニューから名前をつける、アイコンの色を選ぶ、グループを別窓に移動、まとめて閉じる(畳むではなく閉じる)、グループ解除、新規タブをグループに追加などが選べる。
このほか Chrome ブラウザの最新バージョンまたはベータには、以下のような新機能または改善が含まれます。
タブを開く速度が最大10%高速化。
タブレットモードで、タッチで使いやすい新タブインターフェース導入。まずはChromebookから
アドレスバーに入力中、すでに開いているタブに移動する候補を表示 (Android)。PCではすでに利用可能
タブ上にホバーでサムネイルつきタブプレビュー (ベータ)
PDFフォームにChrome上から入力、ダウンロード
ページをQRコードで共有。タブの右クリックメニューから (デスクトップ)。Androidは対応済
Chromeのバージョンアップと新機能は段階的に展開されるため、すぐに利用可能になるとはかぎりません。
最新機能を真っ先に使いたい場合、ベータを導入するか、自己責任で設定の flags から実験的機能を手動で有効にすることで、タブグループを畳む・開くを含めて利用できるようになります。