リアルタイムアンケートを提供しているレスポン(東京都千代田区)は、同社の教育機関向けアプリ「respon(レスポン)」の新たなサービスとして「当たりくじ付き出席カード」機能を追加した、と発表した。
responは、2015年から教育機関向けに出席管理や、授業中のリアルタイムアンケートサービスとして提供。授業に出席した学生は自身のスマートフォンで出席通知をし、教員は授業中にアンケートなどを行い、反応を確認しながら授業を進めることができるというサービスだ。
新機能の「当たりくじ」は、授業ごとに設定した「受付番号」を学生が入力することで出席カードを提出したことになり、教員がくじ引き機能を使って当選者を決める。当たった学生に課題の発表をさせたり、グループリーダーになってもらったりして“参加型授業”を進行していくことができる。
新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が増えており、教員にとっては学生の反応がわかりにくいといった課題もあるが、授業中に何度も当てることができるため、学生に緊張感を持って聴講してもらうことにも活用できるという。
レスポンによると「最近の学生は真面目だけどおとなしい」「授業でなかなか手を上げて発言しない」といった声を受け、新機能を考案したという。同社は「学生側からすれば、指名されたら“当たり”ではなく、“はずれ”かもしれないが、教員からの評価が上がることにもつながる。ドキドキ感を持って授業や課題などを真剣に取り組むことができるのでは」と話している。