○APUがついに8コア/16スレッドに!
AMDから、新型APUの「Ryzen Pro 4000」シリーズ(開発コードネーム:Renoir)が登場した。Zen 2コアのCPUとRadeonグラフィックスが統合したもので、APUとしては初の7nmプロセスの製品となる。「Ryzen 7 Pro 4750G」「Ryzen 5 Pro 4650G」「Ryzen 3 Pro 4350G」の3モデルが発売されており、主なスペックと価格は以下の通り。
注目はやはり性能の高さだろう。APUの従来の最上位モデル「Ryzen 5 3400G」が4コア/8スレッドであったのに対し、4750Gは8コア/16スレッドと倍増。APUのイメージを一新するパフォーマンスとなっている。本誌には大原氏によるベンチマーク記事が掲載されているので、詳しくはそちらを参照して欲しい。
ソケットは従来通りSocket AM4で、すでに発売中のB550チップセット搭載マザーボード等での利用が可能。ただBIOSの対応状況については製品ごとに異なるため、不安なら購入時にショップで確認すると良いだろう。
・BUY MOREがまとめているBIOSの対応状況
○水冷マザー「AQUA」にZ490バージョン
ASRockの「Z490 AQUA」は、Intel Z490チップセットを搭載するE-ATXマザーボード。CPUとVRMをカバーする大型水冷ブロックが付属しており、ハイエンドCPUでも効率的に冷却することができる。Aquantiaコントローラによる10GbEや、Thunderbolt 3ポートを搭載するなど、スペックは非常に強力。価格は130,000円前後だ。
同社のAQUAは、すでにAMD X570版が発売されていたが、これはそのZ490版と言える。Dr.MOSによる16フェーズ電源を備え、高いオーバークロック性能を実現。基板のリア側には大きなOLED画面も備え、CPU温度やファン回転数などの各種情報を表示できる。そのほか製品には、ハードチューブ用のフィッティングも付属。
○2.5インチSSDながら最大8TBを実現!
Samsungから、2.5インチSSDの新シリーズ「870 QVO」が発売された。同社の第2世代QLC NANDを採用しており、従来モデル「860 QVO」に比べランダム性能が向上。さらに、最大8TBという大容量化も実現した。価格は、1TBが13,500円前後、2TBが29,000円前後、4TBが59,000円前後だ(8TBモデルのみ未入荷)
●ASUS「TUF」仕様の簡易水冷に注目
○TUFブランドから簡易水冷が2モデル
ASUSの「TUF Gaming LC 240 RGB」「同 120 RGB」は、TUFブランドのオールインワン水冷CPUクーラー。マザーボードやケースなど、ほかのTUFモデルと合わせるとデザインに統一感が出てオススメだ。最適化したファンデザインにより、騒音も低減したという。ラジエータは2種類で、価格は24cm版が19,000円前後、12cm版が15,000円前後。
○ROG電源にホワイト仕様の850Wモデル
ASUSの「ROG Strix 850W White Edition」は、オールホワイトの外観が特徴的な80 PLUS Gold電源。ハイエンド電源「ROG Thor」と同じ大きなROGヒートシンクや、同社グラフィックスカードでお馴染みのAxial-techファンを搭載しており、高い冷却効果と静音性を実現している。価格は26,000円前後。
○E-ATX対応の大型オープンフレーム
長尾製作所の「N-FRAME-EATX」は、E-ATXまで対応するという大型のオープンフレームケース。このシリーズはすでにMini-ITX用、microATX用、ATX用が発売されているが、今回のE-ATX用には新機能として、可動式のラジエータステイを搭載、7段階の角度調整が可能となっている。またATX電源は2台まで設置可能だ。価格は21,000円前後。
○多機能なiCUE用拡張インタフェース
Corsairの「iCUE NEXUS」は、手元でiCUE対応デバイスの制御やシステムモニタリングが可能というタッチスクリーン。640×48ドットの5インチ画面に、最大6個のボタンを表示して、それぞれにマクロの設定、マウス感度の変更、CPU使用率の表示などの機能を自由に割り当てられる。価格は15,500円前後。
○専用ケースが付属するM.2用クレードル
センチュリーの「NVMe裸族のお立ち台」(CROM2NVU32C)は、M.2 NVMe SSD用というクレードルだ。SSDは専用ケースに入れることで、コネクタの消耗を防止。このケースは約1万回の耐久性があり、気軽に抜き差しできる。インタフェースはUSB3.2(Gen2)。価格は6,500円前後で、ケース単体(CRM2NVEC)は1,500円前後。
●Intel Xeon搭載のNUC登場、価格は18万円
○なんとXeon搭載の超高性能ベアボーン
Intelから、8コア/16スレッドのXeon E-2286Mを搭載するというベアボーンPC「NUC 9 Pro」(NUC9VXQNX)が新発売。本体は238×216×96mmと、すでに「手のひらサイズ」とは言いにくい大きさなものの、グラフィックスカードの搭載まで可能という超高性能マシンに仕上がっている。OS、メモリ、ストレージは別途必要で、価格は180,500円前後。
メモリはDDR4-2666×2スロット(最大64GB)、ストレージはM.2×3スロットを用意。インタフェースは、Thunderbolt 3×2ポート、HDMI、デュアルGbE、Wi-Fi 6などを備える。またCPUとしてCore i7-9850H(6コア/12スレッド)を搭載する「NUC9V7QNX」も登場しており、こちらの価格は145,000円前後だ。
○天然木がオシャレなドライバーセット
上海問屋にて、「ウッド&アクリル製ビットスタンド付きDIYドライバーセット」(DN-915992)が新発売。製品には、セキュリティトルクスを含む10本のビットが付属、横一列に並んでおり、使いたいビットをすぐ取り出すのに便利だ。天然木のスタンドは自然なデザインで、落ち着いた雰囲気を演出する。価格は1,978円。
○iPhoneの映像を大画面で楽しめるアダプタ
AREAの「MS-CAST01」は、iPhoneの映像をワイヤレスでHDMI搭載テレビに表示できるというアダプタ。iPhoneのコンテンツを大勢で見る場合などに便利だろう。無線LANで接続するため、PC/Macから映像を出力することも可能だ。電源はUSB給電方式(USBチャージャーが別途必要)。東映ランドでの価格は4,048円だ。
○磁石でコンパクトに収納できるケーブル
電脳大作戦の「DEN-035」は、磁石で簡単にまとめられるというUSBタイプCケーブル。長さ1mのケーブルに、一定間隔で磁石が取り付けられており、この力でケーブルを円形にしておく仕組みだ。簡単にほどけるため、すぐ使いたいときにも便利だろう。東映ランドでの価格は930円。