普段複数のサービスやデバイスを行き来しながら生活している人なら(たとえば、GoogleのデジタルツールとAppleのiCloudサービスを併用しているなど)、すべてを統合したいと考えるのは当然です。
GoogleカレンダーにiCloudのカレンダーの予定を表示したり、AppleのカレンダーアプリにGoogleカレンダーを表示できれば便利ですね。
ありがたいことに、このどちらも簡単にできます! 設定に時間もかかりません。
GoogleカレンダーをAppleのカレンダーアプリ(macOS)にインポートする方法
macOSなら、カレンダーアプリを開いて、メニューバーの[カレンダー]オプションをクリックしてください。
[アカウント]をクリックして、Googleアカウントにログインします(まだしていない場合)。
ログインしたら、GoogleカレンダーとAppleのカレンダーアプリを同期するチェックボックスをオンにします。
上記の設定を終えて、Appleのカレンダーアプリを開いてもGoogleカレンダーはまだ表示されません。
セットアップを完了するには、Googleカレンダー同期設定ページにアクセスして、同期したいカレンダーにチェックを入れる必要があります。
このことはあまり知られていませんが、GoogleカレンダーをmacOSやiOSのカレンダーで表示するためには必須の作業となります。
GoogleカレンダーをAppleのカレンダーアプリ(iOS)にインポートする方法
iOS、iPadOSでも、基本的な作業は同じですが、Googleアカウントを接続するには[設定]> [パスワードとアカウント]> [アカウントを追加]で行います。
アカウントを接続したら、カレンダーアプリにチェックを入れ、前述したGoogleのカレンダー同期設定ページにアクセスします。
これで、iOS 、iPadOSのカレンダーアプリにGoogleカレンダーの予定が表示されるはずです。
AppleカレンダーをGoogleカレンダーにインポートする方法
Appleカレンダーの予定をGoogleカレンダーに表示するには、まず、Appleカレンダーを共有する必要があります。
macOSならカレンダーの名前を右クリック、iCloud.comならカレンダーの名前の右側にあるWi-Fiマークみたいなアイコンをクリック、 iOS/iPadOSなら[カレンダー]をタップして、カレンダーの名前の右にある[i]アイコンをタップしてください。
カレンダーを共有するオプションが表示されているはずです。共有といっても、プライベートなカレンダーがGoogle検索で見つかってしまうわけではありません。
カレンダーを共有するためのwebcalリンクが生成されるだけです。このリンクをクリップボードにコピーします。
次に、Googleカレンダーを起動します。アプリよりもウェブ版のほうが作業は簡単です。
メニューの[他のカレンダー]の隣にある[+]アイコンをクリックします。
[URLで追加]を選択し、先ほどクリップボードにコピーしたAppleカレンダーのウェブリンクを入力欄に貼り付けてください。
少し時間がかかる場合がありますが、これでAppleカレンダーの予定がGoogleカレンダーに表示されるはずです。
うまくいかない場合もあります。AppleカレンダーをGoogleへカレンダーに表示させるのは、その逆よりも動作が不安定になりがちです。
また、Googleカレンダーに表示されたAppleカレンダーの予定は、閲覧のみが可能となります。予定の編集も行いたい場合は、GoogleカレンダーをAppleカレンダーにインポートすることをお勧めします(私もこれが理由でそうしています)。