楽天ポイントを効率的に貯めるために、楽天EdyをApple Payで使いたいと思っている人は多いことでしょう。しかし、残念ながら2020年の半分を過ぎた現在も、楽天EdyはApple Payに対応していません。
ですが、Apple Payで楽天ポイントを貯める方法はあります。ここではその方法をご紹介します。
Apple Pay(アップルペイ)とは?
Apple Payとは、Appleが提供している決済サービスのことです。コンビニのレジにiPhoneをかざして支払いができることは、もちろんご存じでしょう。Apple Payの機能はそれだけではありませんが、お財布から現金やクレジットカードを出さずに、iPhoneでサッと支払いができることはApple Payの最大の魅力です。
Apple Payに対応している前払い式電子マネーはSuica
かざして支払いができるといえば、Suicaをはじめとした交通系ICカード、nanaco、WAON、楽天Edyといった電子マネーがあります。これらはFeliCaを使った支払いシステムですが、Apple Payも日本では主にFeliCaを使ってかざす支払いを実現しています。
しかし、これらチャージして使う前払いタイプの電子マネーで、Apple Payに対応しているのは、今のところ(2020年6月現在)Suicaです。
楽天Edyについて、おさらいしよう
一方、楽天Edyも前払い型の電子マネーです。FeliCaチップを利用して楽天Edyが使えるさまざまなアイテムが提供されてきましたが、主にEdy機能付きのポイントカードである「Edy-楽天ポイントカード」、クレジットカードに楽天Edyの機能も付いた「Edy機能付き楽天カード」「おサイフケータイ」で利用します。これらのEdyにお金をチャージしてから、買いもの時に読み取り機にかざして支払います。
楽天Edyカードの使い方
楽天Edyが対応していないApple Payで楽天ポイントを貯めるには、(Edy機能付き)楽天カードが必要です。現在、発行される楽天カードはすべて楽天Edyに対応しているはずです。iPhoneに楽天カードを登録し、Apple Payでの支払いに、その楽天カードを利用しましょう。そうすれば、100円につき1円相当の楽天ポイントが貯まります。
楽天カードのiPhoneへの登録は、楽天カードアプリでも可能ですが、iPhoneの「Wallet」アプリを使うと簡単です。iPhoneのカメラでクレジットカードの番号を読み取れるので、簡単な手順で登録することができます。
店頭で、登録した楽天カードを使ってApple Payで支払うときは、「QUICPay(クイックペイ)で」支払うとことを伝えます。Walletアプリで使いたい楽天カードを表示し、Touch IDやFace IDで認証、読み取り機にiPhoneの先端をかざせば支払いが行われます。
この方法では、楽天Edyで支払ったことにはなりませんが、QUICPayを介した楽天カードでの支払いとなるので楽天ポイントが貯まります。
楽天Edyにチャージする方法
Edy機能付きの楽天カードでEdyによる支払いをするには、まず、楽天カードのEdy部分にチャージする必要があります。
チャージする方法はいくつかありますが、チャージ200円ごとに1楽天ポイントが貯まる楽天カードからのチャージがお勧めです。楽天カード会員専用のオンラインページ「楽天e-NAVI」で「Edyチャージ」を申し込み、Edyの受け取り手続きをするとEdyにチャージできます。
Edyの受け取りはファミリーマートにある「Famiポート」で、あるいは「楽天Edyリーダー」や「FeliCaポート/パソリ」を使ってPCで、さらに「Edyアプリ」を使ってNFC機能を搭載したAndroidスマホで可能です。
その後、買いものの支払い時に「Edyで」支払うことを伝え、チャージが済んだEdy機能付きの楽天カードを読み取り機にかざすと、Edyで支払うことができます。
【参考】Edyの受け取り(Edyギフトサービス)
iPhoneで楽天Edyが使えるようになるのはいつ?
Apple Payで楽天Edyが使えるようになることを期待している人は多いと思いますが、2020年7月時点で、Appleからも楽天からも、何も発表されていません。歴史ある電子マネーサービスなので、ぜひApple Payに対応してもらいたいものですが、こればかりは分かりません。要望を伝えつつ、根気強く待ち続けましょう!