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Android 11の内部開発コード名は「レッドベルベットケーキ」

GoogleはこれまでAndroidの名称にお菓子やデザートの名前を当てていた。しかしGoogleは2019年8月、これまでの方針を変更してAndroid 10からは数字のバージョン番号を使うように変更すると発表した。その理由について、お菓子やデザートの名称を使うことが適切ではない状況になってきたと説明していた。変更の主な理由は次のとおりだ。

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Android 9まではアルファベット順に、そのアルファベットから始まるお菓子やデザートの名前を当ててきた。こうすることで、アルファベットによってリリースバージョンの新旧を判断することができた。しかし、一部の言語はLとRを区別しないなど、アルファベット順によるリリースバージョンの新旧判断がうまく機能していないことがわかった。
お菓子やデザートの認識は国や地域によって異なる。パイがデザートではないところもあるし、マシュマロがすべての地域で人気のあるお菓子とは限らない。グローバルなオペレーティングシステムにおいてはこうした名称規則は適切ではなくなってきた。

本稿執筆時点で、Androidの最新バージョンは「Android 10」と呼ばれ、開発バージョンは「Android 11」と呼ばれている。しかし、お菓子やデザートの名称は内部の開発コードとして依然として使われているようだ。All About AndroidがGoogleのDave Burk氏に実施した次のインタビューで、Dave Burk氏がAndroid 11の内部開発コード名として「Red Velvet Cake(レッドベルベッドケーキ)」が使われていることを説明した。

(3) Google's Dave Burke Talks Android 11 -Conversations, Permissions, Background Kills, Updates, Dessert - YouTube

Android 10から公式にはお菓子やデザートの名称が使われなくなっていたが、Android 10は内部的には「Quince Tart (マルメロタルト)」と呼ばれていたことも知られている。



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