世界的に人気のある「Galaxy」といえば、ハイエンドモデルの「Sシリーズ」や大画面でタッチペンの使い勝手が良い「Note」シリーズが代表的だが、近年は、Galaxyらしい高性能をミドルレンジ価格で実現した「Aシリーズ」の端末も多く展開している。
そんなAシリーズから新たに、「Galaxy A41」がドコモから2020年6月25日、KDDIからは7月8日に発売となった。なんでも、先立って発売されたミドルレンジスマホの代表格「iPhone SE」に勝るとも劣らない高性能とコスパを実現している端末だという。では、実際にGalaxy A41を試してみよう。
握りやすいボディと発色の良いディスプレイ!
左がGalaxy A41、右が旧モデルのGalaxy A30
まずはGalaxy A41のボディやディスプレイについて紹介していこう。旧モデルである「Galaxy A30」やミドルレンジスマホのライバルともいえる「iPhone SE」と比較しながら見ていこう。
約6.1インチながらコンパクトに感じる握り心地
Galaxy A41のディスプレイサイズは約6.1インチ。旧モデルのGalaxy A30は約6.4インチだったので、わずかながらコンパクトになった。しかし、このわずかな差が握り心地を左右しているように感じられる。というのも、ひと回り小さくなったGalaxy A41は、やや縦長に設計されているのか、しっかりと片手で握り込めるサイズ感となっている。
iPhone SEよりも大きいディスプレイを採用
ミドルレンジスマホとしておそらくライバル製品となるであろう「iPhone SE」のディスプレイサイズは4.7インチ。1インチ以上サイズに違いがあるため、画面を見た感覚や持った感触はかなり違う。より小型の端末が欲しい人はiPhone SE、比較的小さく、片手でも操作できるサイズ感でも、そこそこの画面サイズのスマホを求めている人はGalaxy A41が適しているだろう。
発色の良い有機ELディスプレイを搭載
Galaxy A41のディスプレイには、Galaxy A30と同様に有機ELが採用された。有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイよりも発色が良く、斜めから画面を覗き込んでも暗くならずにしっかり確認できる視野角の広さも特徴。当然、コストのかかる部分なので、ミドルレンジのスマホでは採用されない場合も多いのだが、そこはさすがGalaxyといったところだろう。また、Galaxy A30では背面に搭載されていた指紋認証センサーは、ミドルレンジスマホとしては珍しくディスプレイ中央下部に内蔵されているため、背面もすっきりしたデザインとなっている。
ミドルレンジらしからぬカメラ搭載! 肝心のスペックはいかに
ここからは、Galaxy A41のカメラ性能や、メモリ・ストレージといった内部のスペック面を確認していこう。
メモリ・ストレージはGalaxy A30と一緒!?
Galaxy A41のメモリは4GB、ストレージは64GBで、これは旧モデルであるGalaxy A30と変わらない。進化していないというよりは、「旧モデルからミドルレンジスマホとしては十分なスペックを持っていた」と捉えるべきだろう。iPhone SEのメモリは公式で発表されていないが、ストレージは64GB/128GB/256GBから選べるため、選択肢としては豊富だが、Galaxy A41は外部メモリ(MicroSDXC)を最大512GBまで挿入できるため、余裕があるとも考えられるだろう。(外部メモリは別売り)
本体サイズの小型化によりバッテリー容量も減少
バッテリー容量に関しても、iPhone SEは公表していないので、直接比較するのは難しい。旧モデルであるGalaxy A30は約3900mAhのバッテリー容量だったのに対し、Galaxy A41は約3500mAhと少なくなっている。コンパクトサイズのスマホには大容量のバッテリーを搭載しにくいという傾向があるので、仕方がないといえばそれまでだが、ディスプレイサイズが小さいほうが当然バッテリーの消費は少なく済むので、体感としてあまり違いはないだろう。また、旧モデル同様に急速充電に対応しているので、短い時間で充電が完了するのは、ありがたいポイントだろう。
2020-07-24 19:39:30