Appleがアメリカ国内の従業員に対し、11月のアメリカ大統領選挙の投票日に投票に行くか、投票所でのボランティアをする場合、最大4時間の有給休暇を付与すると通知していると米メディアBloombergが報じています。
投票もしくは投票所でのボランティアで有給取得可能
Appleが、大統領選挙の投票日に勤務する場合の有給休暇付与の対象としているのは、小売部門と時間給で勤務するアメリカ全土の従業員です。
Appleの小売・人事担当の上級副社長であるディアドラ・オブライエン氏は、従業員向けの内部向けの文書で、投票日に勤務予定の場合は最大4時間の有給休暇を付与すること、希望する場合は有給休暇を使って投票所でのボランティアに従事することも可能、と通知しています。
TwitterやUberなどの企業も、投票日に勤務予定の従業員が投票に行く場合に有給休暇を付与する方針です。
2020年のアメリカ大統領選挙は、現地時間11月3日に投票日を迎えます。
Appleの政治献金の多くは民主党へ
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、ドナルド・トランプ大統領と何度も面談して良好な関係を構築していますが、Appleの政治献金の大半は民主党に提供されています。
Apple Newsは、アメリカ国内向けに民主党の候補者ガイドを提供しています。
5月には、Appleの公共政策及び政府担当の副社長だったシンシア・ホーガン氏が民主党の副大統領候補の選出チームに加わるために退社することも発表されています。