2020年4月に発売されたiPhone SE(第2世代)は、2020年第2四半期(4月〜6月)の米国におけるiPhone売上台数において、19%のシェアを占めたことがわかりました。調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が報告しています。
販売期間2カ月強で19%のシェア
2020年第2四半期に最も売れたのは、2019年秋発売のiPhone11/11 Pro/11 Pro Maxで、全体の65%を占めています。しかし4月末に発売されたiPhone SE(第2世代)が、販売期間2カ月強で19%のシェアを占めたという事実は、同モデルの人気がいかに高いかを示しています。
CIRPによると、1年前の2019年第2四半期においては、iPhone XRが売上のほぼ半分を占めていました。しかし今年は売上が分散しており、販売が終了したiPhone8/8 Plusがいまだに8%のシェアを持っているのも興味深い点です。
3年以上iPhoneを所有する層の買い替えを促す
そして44,800円(税別)からという、iPhone XRよりも低価格で投入されたiPhone SE(第2世代)は、3年以上iPhoneを所有しているユーザーの買い替え促進に成功していることが判明しました。
CIRPの調べによると、iPhone SE(第2世代)の購入者の73%が、iPhoneを3年以上買い替えていないユーザーでした。その他のiPhone購入者(32%)と比べ、格段に数字が大きくなっています。一方、AndroidスマートフォンからiPhone SE(第2世代)へ乗り換えたのは、全体のわずか9%となっています。
ちなみにiPhone SE(第2世代)発売前、2020年3月期のCIRPの調査では、iPhoneを3年以上使い続けているユーザーが全体の28%に上っていました。