ブラザー販売は7月7日、ラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」の新モデルとなる「PT-P910BT」を発表した。7月下旬に発売し、価格はオープン、推定市場価格は28,000円前後(税別)。
スマホでラベル、フルカラー印刷に対応したブラザー「P-touch Color」
P-TOUCH CUBEシリーズは、スマートフォンの専用アプリでラベルをデザインし、スマートフォンから印刷を実行できるラベルライター。パソコンと接続しても使える。新モデルのPT-P910BTは、最大36mm幅のラベル印刷に対応した最上位モデルだ。おもにビジネス用途やショップ用途を想定し、オフィスやショップ向けのテンプレートを大幅に拡充している。
印刷解像度も360dpiと高くなり(従来モデルは180dpi)、よりきれいなラベルを印刷できるようになった。消耗品となるラベル(テープカセット)の種類も豊富で、ラミネート、マット、メタリック、蛍光カラー、布テープなどを用意している。
印刷したラベルをPT-P910BTから切り離すとき、ラベルにスリットを入れてシール部分をはがしやすくする「ハーフカット」機能が便利。また、複数枚のラベルを連続印刷するときもラベルが1枚ずつばらばらにならず、貼り付け作業をスムーズに行えるとしている。
スマートフォン用アプリは、PT-P910BT専用の「P-touch Design&Print2」(iOS・Android)。多彩なテンプレートをはじめ、スマートフォンのカメラで撮影した文字をテキスト変換してラベル作成に利用する「テキストスキャン機能」や、任意のテキストを指定した言語(100言語以上)に翻訳する機能を備える。
PT-P910BTの本体サイズは約W138×D94×H138mm、重さは約1,170g。対応テープカセットはTZe規格テープカセット(3.5、6、9、12、18、24、36mm)、電源はリチウムイオンバッテリーパック。スマートフォンとの接続インタフェースはBluetooth 5.0、パソコンとはUSB 2.0の有線接続。対応OSは、iOS 12以上、Android 5.0以上、Windows 7 SP1 / 8.1 / 10となっている。