スマートフォンメーカーの中国Nubia Technology社は、スマートフォンとしては世界最速となるリフレッシュレート144Hzの大画面を搭載したゲーミングスマホ「RedMagic 5」について、日本での販売を開始すると発表した。価格は629ドル~。
リフレッシュレート(垂直同期周波数)は、Hz(ヘルツ)を単位に、1秒間でどれだけ画面を書き換える(リフレッシュ)ことができるかを示す数値。
ゲームにおいては、リフレッシュレートが速くないと映像の一部が表示されなかったり、残像があったりというマイナス面があり、特にコンマの世界で戦うFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)などでは重要視される数値だ。
ゲーム用の大型モニタでは、世界最速280Hzのものが市販され、コンシューマー エレクトロニクス ショー(CES)では360Hzの液晶ディスプレーも発表されている。
しかし、本製品はスマホの6.65インチディスプレー(解像度1080×2340、 387.5ppi、19.5:9)で、世界初となる144Hzの高速リフレッシュレートを実現し、通常のゲーミングパソコンのモニタと同等のレベルとなっている。
この速度は、ディスプレイメーカーのVisionoxとの共同開発、そして米Qualcomm社のGPU「Adreno 650」の高性能により実現したとしている。
また、CPUは「Qualcomm Snapdragon 865」を採用。最大2.84GHzの高速なCPUクロック数で動作する。
2020-07-01 02:09:21