DS AutomobilesよりDSの未来のコンセプトカー「E-TENSE」が公開された。
フレンチ・ラグジュアリーを具体化した、パリ生まれのDS。DSは、常に大胆さと革新を追求してきた。
100%電動の自動車の開発も、もちろんその重要なテーマのひとつであり、またさらなる飛躍を目指して、2015年から電動シングルシーター部門初の世界選手権であるフォーミュラEに参戦している。
それはまた、DS Automobilesのエンジニアたちはこの挑戦によってテクノロジーの可能性を広げる多くのチャンスを得ているとも言えるだろう。
それを体現化したのは、電気自動車コンセプトカー「E-TENSE」だ。
これらのモデルは、非常に効率的なエネルギー回生システムを持っており、それは、フォーミュラEから直接得られたテクノロジー。
電気のパワーが、クルマのスタイルや洗練性、他のテクノロジーと無理なく融合できること、そして環境問題と市街地交通の将来的な課題を同時に解決できる2035年のドリームカーを思い描いた結果、DS Automobilesは、非対称の3人乗りというコンセプトを生み出した。
このコンセプトは、2つの車を1つにするというユニークな組み合わせから生まれたもので、左側に乗れば、エキサイティングなスポーツドライビングを、右側に乗れば自動運転モードによるリラックスした移動を、というようにオーナーは、その場に応じたドライビングモードを選ぶことができる。
新技術によって、ボディは衝撃を受けても元の形状に戻ることができ、フロントディスプレイには路面状況が表示される。
DS LIGHT VEILにより、ライトの明るさは、乗る人、クルマ、周囲の状況に合わせて調節される。
カーボンファイバー/レザーで仕上げたバタフライドアから運転席は、身体をしっかり固定するレーシングカーのシートのように、ドライバーの体がぴたりと収まる構造に。
ハンドルは、常にクルマへの情熱を示してきた象徴としてふさわしく、レザー、ウッド、メタルが絶妙に施されている。
ミレニアム・ブルーとネイビー・ブルーのツートンカラーのアニリンレザーは、DSのトレードマークである「パールトップ・ステッチ」仕上げだ。
これらの特徴だけで、運転席に乗り込めば唯一無二の体験への期待が高まり、ドライバーは車を発進させる前からアドレナリンをほとばしらせるだろう。