【編集部注】本稿は米国スタートアップやテクノロジー、ビジネスに関する話題を解説するPodcast「Off Topic」が投稿したnote記事の転載だ。
自己紹介
こんにちは、宮武(@tmiyatake1)です。これまで日本のVCで米国を拠点にキャピタリストとして働いてきて、現在は、LAにあるスタートアップでCOOをしています。Off Topicでは、TikTokの話や最新テックニュースの解説をしているポッドキャストもやってます。まだ購読されてない方はチェックしてみてください!
はじめに
先日ツイートした急成長中アプリの「Step Chickens」がさまざまメディアに取り上げられ始めたので、こちらでももう少し詳しく説明したいと思い、今回記事を書かせていただきました。
今急激に伸びているアプリStepchickens。TikTokカルトが流行っている中、あるカルトリーダーがDiscordサーバーやグループチャットではなく、自社アプリを作れないかと思い、リリースしたらしい。
アプリランキングのソーシャル部門で9位に。
TikTokでグループ・カルトが作られているのが最近の流行。 pic.twitter.com/rvCiCFwE2W
— Tetsuro Miyatake (@tmiyatake1)
May 25, 2020
from Twitter
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このように自分の話やジョークを軽くスマホで撮るだけでフォロワーと繋がれる状況となっている。このカルト文化は今後も続くと考えてもおかしくない。そしてメリッサさんは最も今の世代の理想のクリエイターと言えるかもしれない。
そして何よりも、この現象はTikTokで象徴的な今の流行の文化が拡散される。逆に言うと、これに乗らないブランドはこの時にはTikTok上での動画再生回数は落ちる可能性がある。TikTokで必要なのは、この流行を瞬時に理解し、自分のブランドと合えばそれに乗っかって上手く参加すること。そしてこのMeme文化を理解するのはZ世代世代に近づくことでもある。99%の今のZ世代カルトリーダーたちはMemeのエキスパート。StepchickensクリエイターのMelissa Ongさんは10年間MemeをRedditとInstagramなどで研究していた。これだけ強いコミュニティ作りを出来るのはインフルエンサーだけではなく、ブランドもできるはず。
Z世代世代はコミュニティにみんな入りたがっていて、その中でも積極的に参加してくれる。このチャンスを今活かせるブランドやインフルエンサーがこれから成長していくだろう。
今後のコミュニティ作り、マーケティングトレンド、Z世代の理解、そしてミーム文化を理解するためにも、カルト戦争を皆さんも追ってみてはいかがだろう?