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超絶ハイパー天才エンジニアのジム・ケラー氏がインテルを辞める

次はどこで伝説をお作りになるのか…。

2018年よりインテル社のシリコンエンジニアリング全般を指揮する上級副社長に就任していたジム・ケラー氏が、2020年6月11日をもって辞任したと発表がありました。辞任後6カ月は同社のコンサルタントを務めるそうです。

このジム・ケラーというお人は、数々のCPUを手掛けてきた天才エンジニアとして知られています。Wikiにも「業界の勢力図を変えてしまうような製品開発をする」とあるほど。氏の経歴をざっと振り返ってみましょうか。

1990年代…DEC社でAlpha 21164、Alpha 21264の設計に関わる。

1998年…AMDに移籍。Athlon(K7)の開発を支援し、Athlon 64(K8)のリードアーキテクトを務める。AMD vs インテルの功労者。

2004年…モバイルプロセッサを手掛けるP.A.Semiに移籍。2008年に同社をAppleが買収し、そのままApple A4、A5プロセッサの設計に関わる。

2012年…AMDにカムバック。Zenマイクロアーキテクチャの開発に関わる。Intelを二度倒した男として名を馳せる。

2016年…Tesla社に移籍。自動運転のハードウェアエンジニアリング部門の副社長に就任。

2018年…インテルに移籍。

2020年6月…インテルを辞任。

IntelやAMD、そしてAppleのプロセッサーまでもジム・ケラープレゼンツ! 氏の紹介にはこの回答がよく使われますが、なろう系の主人公って例えが的確すぎると思うのよ。

ジム・ケラーの退任とコンサル就任の発表により、現在のIntel Coreに変わる次世代アーキテクチャの開発が終わったのではないかとの見方もあります。もしそうなら、2006年から始まったCoreシリーズに変わる新しいブランドが始まるかもしれません。見たい、Coreの次を見てみたい…!



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