スタイルガイドはGrammarlyの無料ユーザーと有料の個人ユーザーでは利用できないことに注意が必要だ。有料のGrammarly Businessアカウントが必要で、最低3ユーザーから利用でき、費用は1カ月1ユーザーあたり12.5ドル(約1300円)だ。
この市場で長く独占状態だったGrammarlyにとって、新しくなったMicrosoftエディター(未訳記事)はライバルの登場と言える。Microsoftエディターには無料バージョンと有料のMicrosoft 365プラン(あらゆる機能を利用できる)の一部として利用できるバージョンがあり、実はGrammarlyより安い。しかし今のところ、筆者はMicrosoftエディターには魅力を感じていない。というのもWordPressでは動作しないようなので使えないのだ。しかし、この競争はユーザーにとっては良い方向に働くだろう。
2019年後半にGrammarlyは10億ドル(約1070億円)を超える評価額で9000万ドル(約96億2000万円)を調達したと発表し、ユーザー数が2000万人を大きく上回ったことも明らかにした。2000万人のうちどの程度が有料ユーザーは明らかにされていないが、この新しいスタイルガイドのようなツールを備えることで、さらに多くの企業を、そして企業内のさらに多くのユーザーを獲得する可能性がある。