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パナソニック、働き方改革支援サービス「しごとコンパス」の新版提供

パナソニックは6月11日、働き方改革支援サービス「しごとコンパス」の新バージョンの提供を6月下旬から開始すると発表した。同社は、2018年に働き方改革支援サービス ver.1「可視化サービス」 を、2019年4月に働き方改革支援サービス ver.2「しごとコンパス」を提供開始しており、今回発表されるバージョンはver.3となる。

パナソニック、働き方改革をサブスクリプションで支援するサービス

「しごとコンパス」は、PCの操作ログから「働き方」を見える化することで、社員1人ひとりの意識と行動改革を促すクラウドサービス。キーボードやマウスの操作状況から、PCの操作時間を表示するほか、アプリの使用時間を10分単位で可視化する。

パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部 営業企画部 部長の中島功太郎氏は、「働き方改革を成功させるには、社員の幸せと会社の成長が必要。社員がしごとコンパスを使って生産性を向上し、業務の達成感を感じることで、会社が成長し、働きか改革に導く」と語った。

具体的には、仕事を可視化して、無駄な時間を削減して、その時間を新規事業やスキル獲得に振り向けるなど、時間を効率的に再配置することが、働き方改革を成功させるために重要だという。中島氏は、こうしたサイクルを回すことで、社員に自発的な向上心が生まれ、働き方改革が成功に近づくと述べた。

今回、スケジュールアプリのデータ(iCal)との連携機能が搭載されたことで、Outlookなどの予定表と「しごとコンパス」の連携が可能になった。これにより、PCの操作時間と利用アプリケーション、予定表を確認することで、自分の使い方を見直して、改善することが可能になる。

管理者はユーザーのPC使用状況・予定、実労働時間・内容をオンラインで確認することが可能。これにより、実作業時間、休憩や私用の中抜け時間を把握でき、テレワーク中の柔軟な働き方の適正な労働時間のエビデンスを残せる。また、予定と実績の剥離から労働実態を把握することで、長時間労働の抑制にも役立つ。

業務改善パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部 営業企画部 主務の福家良晃氏は、「予定表を取り込むことで、移動時や休憩時間など、PCを使わない時間帯の予定を表示できるようになるので、フレキシブルな働き方をサポートできる」と説明した。

パナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部 営業企画部 主務 西畑梨那氏からは、同社における「しごとコンパス」の活用事例が紹介された。

同社では、「しごとコンパス」を用いて、「コミュニケーション改革」「会議改革」「学び方改革」「営業改革」という4つの改革を進めているという。例えば、ステップ1の「コミュニケーション改革」では、社内コミュニケーションツールをメールからチャットに移行したことで、コミュニケーションのスピードと会話時間がアップしたという。ここでは、アプリの利用時間の目標設定と進捗管理に「しごとコンパス」が使われている、

また、ステップ2の「会議改革」では、会議時間を60分から45分に短縮したことで、会議の時間が25%削減されたという。ここでは、「しごとコンパス」の会議目的に合わせた分類管理で、会議の見直しが行われている。

さらに、「しごとコンパス」で予定と実行動のふり返りを行うことで、「学び方改革」と「営業改革」につなげていくという。



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