Appleは10日(米国時間)、iOS 13.6の最新ベータ版を開発者向けとしてリリースしている。
一般ユーザーにとって利便性が高まりそうなテスト新機能は2つ。
一つはアップデートに関するもので、「自動アップデート」機能において、iOSの最新版がAppleからリリースされた場合、自動で“ダウンロード”だけを実行させることができるようになった。
これまでの自動アップデートでは、オンにしておくと、Wi-Fi接続時に最新iOSを自動でダウンロードして、ユーザーが寝ている夜間の充電中に自動でインストールを開始するというものだった。
しかし、テスト機能では、iOS最新版をiPhone内にダウンロードするにとどめ、インストールは手動で実施することができるようになる。
iOS最新版のリリース直後はバグや不具合が発見されるのは一般的で、様子を見るためにとりあえずiOS最新版のデータだけをダウンロードという使い方ができるようになり、慎重派にとってはありがたい機能だ。
また、ヘルスケアアプリ内には新たに「症状(Symptoms)」カテゴリーを設けた。新カテゴリーでは、体や筋肉の痛み、咳や食欲の変化といった病気の症状を入力でき、自身の健康管理などに役立てられる。