HEREとゼンリンは6月9日、ゼンリンが新しいデータ流通チャネルとして「HEREマーケットプレイス」を利用することを発表した。
HEREマーケットプレイスは位置情報を共有するためのグローバルハブ。位置情報を利用した製品やサービスの開発とライセンス供与に関するワンストップショップ「HEREプラットフォーム」の重要な構成要素となっている。
ゼンリンは、ナビゲーション、ルート検索、ADAS、地図描画、検索など、さまざまな車載システムやIoTに利用可能な最高クラスのデジタル地図を研究・開発している。同社はHEREマーケットプレイスを通じて、これらの豊富かつ高品質な位置情報を提供。位置情報コンテンツを備えた幅広いHEREのエコシステムを活用することで、地図に関するグローバルなニーズに対応し、データ市場を一層拡大する。
ゼンリンの藤沢秀幸 事業統括本部長は今回の連携について「グローバルマーケットリーダーのHEREと緊密な関係を持ち、HEREマーケットプレイスを通じて優れた地図データベースを提供することで、当社は世界的な位置情報サービス業界の成長に寄与することができる」とコメントしている。