イメージナビ株式会社は、同社が運営する写真・イラスト・動画素材のストックフォトサイト「imagenavi」にて、AI(人工知能)が自動生成した人物画像の販売を開始した。実在しない人物の画像となるため、煩雑になりがちで面倒な契約期間などを気にする心配がなく、私生活でのスキャンダルなどのトラブルからも開放され、よりクレームのリスクを軽減することが可能。また、同社では、既に生成された画像の販売とともに、オリジナルモデルを新たに制作する「INAI MODEL」サービスも開始している。
今回のサービス提供は、クリエイティブAIの開発に取り組む株式会社データグリッドの協力のもとで実現された。ディープラーニングを応用したGAN(Generative Adversarial Network:敵対的生成ネットワーク)と呼ばれる技術を用い、これまで生成が難しかった高品質な高解像度(長辺4200pixels)の人物画像の提供を実現。実在しない架空のモデルながらも、リアルな仕上がりのビジュアルとなっている。
実在モデルと比べ、同一人物によるポーズ違いのカットなどのバリエーション画像の制作が簡単であることも特徴で、通常の撮影よりコストを削減できることも魅力。Web広告はもちろん、大判ポスターのデザインなども含め、幅広い用途で活用できる。