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仕事に必要な情報をメール、Slack、クラウド、リポジトリなどから発掘するAI検索のSearchable.ai

Searchable.ai(サーチャブルai)はアーリーステージのスタートアップで、最初のプロダクトのアルファテストを進めている。同社は、新型コロナウイルスのパンデミックの中でも投資を引き付けるだけの説得力あるアイデアを持っている。同社は6月4日、AI検索ソリューションの開発継続のため、シードマネーとしてさらに400万ドル(約4億4000万円)の調達を発表した。

Susquehanna International GroupとOmicron Mediaが共同でラウンドをリードし、Defy Partners、NextView Ventures、および氏名未公表のエンジェル投資家が参加した。本日の投資は、10月に発表した200万ドル(約2億2000万円)のシードマネーに続く調達となる。

同社の共同創設者兼CEOのBrian Shin(ブライアン・シン)氏は「3月上旬、すべてが閉鎖される前に出席した最後のイベントで投資家にプレゼンテーションを行った際、投資家が追加の投資について持ちかけてきた。経済の不確実性を考慮し、調達することを決めた」と語った。「正直、マクロ環境の不確実性がなければ、追加で調達することはなかっただろう」と同氏はTechCrunchに語った。

同社はエンタープライズサーチのソリューション開発を試みている。会社はまだ売上を計上していないため、追加資金によってプロダクトの開発や市場投入の余裕が生まれると考えた。

「当社は人々の『仕事に必要な情報が見つけられない』という問題を解決しようとしている。この問題は職場で悪化の一途をたどっている。フォーマットの種類が増え、データの格納場所もローカルネットワーク、クラウドリポジトリ、電子メール、Slack(スラック)などと多様化しているからだ」。

現在、アルファプログラムには数千人が参加している。テストしているアプリケーションのパーソナルデスクトップバージョンは、コンテンツがどこにあろうと容易に見つけられる。今後より多くのユーザーに開放する計画だ。

同社のロードマップには、複数の従業員がお互いのリポジトリーを検索できる「チームバージョン」の構想がある。また、検索技術をほかのオペレーションに組み込む「開発者バージョン」もある。そして最終的にはエンタープライズツールだ。Alexa(アレクサ)を利用した音声検索も加えたいと考えている。その根底には、キーワード検索を超えて、より自然言語的なアプローチに移行する必要があるとの考えがある。

「我々は、全く新しいカテゴリーを形成する会話志向の検索、検索会社、検索プロダクトが生まれると信じている。もっと自然に、もっと会話をするような感じで情報と相互にやり取りできるようになる。市場はそういう方向に進むと我々は考えている」とシン氏は述べた。

同社は今、ビジョン達成のため、より多くの資金を手元に確保した。



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